▲485系3000番台のR2編成の「はくたか」
▲485系3000番台のR2編成の「はくたか」 特急「はくたか」、それはJR東日本・西日本・北越急行の3社が関わる北陸線を中心とした特急電車。しかし、2014年度をもって従来の「はくたか」は姿を消す。そして、北陸新幹線の列車として蘇る。
この列車名の歴史は結構長くて1965年度から始まっている。北越急行ほくほく線が開業以降は時速160キロ走行という国内在来線の最高速度をマークしました。有名なGG信号のおかげ。
例の困った新幹線法の絡みで北陸新幹線ができるといろいろ第三セクターな問題とか、いろいろ大人の事情で従来の常識が変わる。結果として在来線での「はくたか」が廃止されて新幹線化されるわけだ。そうなると在来線を運営する北越急行は蚊帳の外扱いとなるので、北越急行による「はくたか」の未来は完全消滅する。
北越急行が「はくたか」から脱落するかわりに、2005年から身を退いていたJR東日本が帰ってくる。えーつまり、北陸新幹線はJR東日本・西日本の車両によって運行されるようになる。面倒くさい話だね。
その落とし前というか、事後処理というか、北越急行は在来線特急「はくたか」の廃止後は専用車両である681/3系特急電車をすべてJR西日本にお買い上げになってもらうとか。これのせいで単なる地方鉄道に格下げされる。もう大都会にカッコイイ車両で乗り付けるチャンスもなくなる。無念だろうなあ。
微妙な椅子取りゲームの話はここで惜しまい。
特急「はくたか」、我が家にある最古の写真では485系3000番台のR2編成。リニューアル済みのJR東日本所属だ。残念ながら西日本のV1/V2編成はないみたい。
在来線時代、485系3000番台のR2編成の特急「はくたか」にはお世話になったことがある。東京駅から上越新幹線を利用し越後湯沢駅で「はくたか」に乗り継いで糸魚川駅まで言ったんだ。で、大糸線で特急「あずさ」に乗り継ごうと思ったら・・・強風で平岩駅から先が運休で同じルートを帰ってきました。復路は681系か683系だった。どっちだったか不明。
在来線特急「はくたか」へのJR東日本の関与は2005年に485系3000番台のR2編成が「はくたか」のスジから離れたところでお終い。JR東日本の485系ではほくほく線内で時速160キロ走行ができないので「一抜けた」した。つまり、JR西日本と北越急行が進めた「はくたか」の高速化についていけないから身を退いた。
あとは西日本の681/683系と北越急行の681系2000番台/683系8000番台が引き継ぐ。新造車両の追加ですべての穴を埋めてくれた。
でも、JR西日本と北越急行の81/683系特急型電車は約10年で「はくたか」を担当する職から解かれる。なんと新幹線が金沢までやって来るのだ。しかも、そう遠くない未来に敦賀まで達するという。確かに昔からそういう話はあったけれどこんなに早く実現するとは!
2015年4月初日のダイヤ改正では北陸新幹線が「はくたか」の列車名を引き継ぐ。JR東日本・西日本のE7/W7系新幹線電車が「はくたか」を担当する車両となる。
なんかコレ、東京〜金沢を通しで走る場合、繰り返しデットセクションを通過する。交流電気の周波数の違いのある区間を走るんだけど・・・いちおう、長野新幹線時代でもE2系でそこら辺の技術は毎度のことだったはずだけど、あれは一スジに1回だけだったし。
なんかまとまりのない文章になったな。まあいいか。
▲「はくたか」に使用される681系。これ多分サンダーバード
▲北越急行681系2000番台の「はくたか」
▲「はくたか」に使用される683系
▲北越急行683系8000番台の「はくたか」
▲「はくたか」に使用されるJR東E7系新幹線電車/JR西日本W7系新幹線電車。 |