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日本>新幹線>JR東日本E7系新幹線電車/JR西日本W7系新幹線電車

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▲JR東E7系新幹線電車/JR西日本W7系新幹線電車。

 

E7系新幹線電車、2014年度末(2015年春)に予定されている北陸新幹線金沢延伸に合わせて運用する予定の新型電車だ。

JR東日本所属分はE7系新幹線電車と呼ぶが、JR西日本所属分はW7系新幹線電車と呼ぶ。ただし、W7系は2014年2月現在まだJR西日本に納入されていない。JR東日本による先行量産編成のテストをふまえた設計で量産すると思われる。

JR東日本・JR西日本がお互いに同型電車を導入して違う名称を与えて運用する。この新型新幹線電車は相互乗り入れするために某W社のメンツを立てると同時に、某E社は本来は自分だけでまかなう必要のある車両開発費用を分担してもらえるという実利益がある珍しく本当のウィンウィンな事情で開発されたと言って良いのかも。

さすがに相互乗り入れするのに、JR西日本がJR東日本からE2系を借りるというのは・・・新幹線運用で長い歴史を誇り、あの500系を無理矢理に独自運用した組織としては対面がよろしくないだろうし。しかし、信号系の話だけでも・・・コムトラックスミスしか経験ない以上はJR東日本に頼った方が賢い。E2系での碓氷峠越えの実績を持つだけに、主導権はJR東日本にあったはずだ。

E2系はおそらくこのままJR東日本圏内限定各駅停車「あさま」になって、E7/W7系は全線急行「かがやき」全線各駅停車「はくたか」になると思われる。でJR西日本圏内限定各駅停車「つるぎ」はどうなるんだろうね?

新幹線用総合車両基地はJR西日本の白山に置かれる。おそらく仙台のそれと同規模に、信号関係の基地も置かれるはず。ちょっと知りたいのは検測列車だ。今はE3系ベースのイースト・アイが1編成だけだ。どうすんの?

 


▲E7系新幹線電車。

 

 


▲E7系新幹線電車。

 

 

車両コンセプトは見たところ・・・E5系新幹線電車のスペックダウン版だ(またはE5系の技術を投入したE2系ブラッシュアップ版。ノーズなんかはE2系に近い)。残念なことにN700系新幹線電車とか500系新幹線電車的な要素は感じられない。

VVVFインバータや三相交流モーターは電気系はE5・E6系新幹線電車で運用実績が評価されて同型が組み込まれている。

 


▲E7系新幹線電車。

 

 

北陸新幹線でも営業時速制限が現状では時速260キロなので、不要という判断で車体傾斜装置を装備していない。おかげで車両限界が緩和されて車幅がE5系よりも約3センチ広くなっている。純然たる意味ではセミ/アクティブ・ダンパーは付いてるんだけど、速度向上様ではなく、あくまで客室の安定のために利用されてる(ソフトウェアの書き換えでもしや!!! んなはずねえな)。このあたりは700系に近いと言えないこともないか。

最高時速が抑えられたせいか、新型車両の標準になるかと思われた車体間ダンパーやPS208型パンタグラフ左右にはおなじみだった大型遮音板も装備されていない。ジオン軍のザクIIで言うところの車両間の『動力パイプ』連結部も収納されず屋根上に可愛く鎮座している(超望遠レンズで見ると圧縮効果でまるで子供の髪の毛結ったお団子みたいに見えて可愛い)。

 


▲S208型パンタグラフ左右にはおなじみだった大型遮音板も不装備。

 

 

E7系新幹線電車の売りは、E2系の一部で搭載されている交流25,000V 50Hz/60Hzで集電できる電源の許容性の高さ。それと軽井沢の30パーミルの峠に対応した10M2Tの12両編成。あれ、思う以上に面倒なんだ。イースト・アイも試運転でブレーキやっちゃったくらいに。

そうそう、グランクラスも用意されいるよ。いつか乗りたい。でも自分の金で乗るのももったいない、というあれ。

順光で撮影した写真を追加したよ。

 


▲身長は意外と低い。E3系ベースのイースト・アイより低い。

 

 





 







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