このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

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インドネシア>KRLジャボデタベック>Ekonomi電車

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▲KRLジャボデタベックのEkonomi電車。

 

 KRLジャボデタベックが誇るEkonomi電車。庶民の足として誕生し、乗車運賃もインドネシア政府よりこのクラスに限り指導が徹底されている。だから、AC Ekonomi電車と比べると圧倒的にお安くなっている。

 しかし、乗車運賃が長年に渡って事実上の固定化されていることから、収支的にはかなり微妙な存在となりつつある。それもあってかKRLジャボデタベックはAC Ekonomi電車を優先したサービスに移行しつつある。

 おかげさまで、Ekonomi電車はかなり本数が減ってしまって、待てど待てどもプラットホームに入線しなくなってしまった。多くても3本に1本。日中の走行列車が少なくなる時間帯など1時間待っても来ないこともザラだ。おかげでボゴール支線やブカシ支線では、客室内は待ち疲れた乗客達が集中することもあって今まで以上に烈しい混雑になってしまっている(そりゃ確かに屋根に違法乗車したくもなるよね)。

 とどめに2012年のダイヤ改正で、タンゲラン支線からEkonomi電車のスジが完全に消滅してしまった。インドネシア政府のやり過ぎ指導が原因と思われる。

 Ekonomi電車だが、2012年のダイヤ改正以降、だいぶ機材がマトモになったと思う。2011年だとカンボジア鉄道の貨車に負けないほどぶ汚い客室も多かった(乾いた泥と動物の油脂が乾いた臭いとか・・・)。雰囲気も大部違って、乗車後に痛い視線を感じずにはいられなかった。

 以前は長距離を乗るのは憚られた物だが、今では普通の列車にそれなりに近づいたと思っている。それでも、AC Ekonomi電車と違って車掌の検札や警備員の見回りも期待できないので、慣れてない人とか女性の方には念のためやり過ごした方が良いんじゃないかと思う。

 もちろん、インドネシア国鉄のEkonomi列車と比べれば10倍マシなレベルには到達している。その意味ではご安心を。なお、下の写真は経験上もっとも綺麗なEkonomi電車の客室を撮影したもの。



 


▲Ekonomi電車の客室内。

 

 


▲Ekonomi電車の客室内の果物市場。

 

 


▲Ekonomi電車の物売り。

 

 


 

 

 

 







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