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インドネシア>イントネシア国鉄>インドネシア国鉄Ekonomi列車 |
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▲インドネシア国鉄Ekonomi列車。
インドネシア国鉄には4等級の旅客サービスがある。それはらは以下の4つ。
▲この列車に乗車。パルン・パンジャン駅 そんなわけで、日本人としてもインドネシアで三等車に乗車する権利を行使してみた。乗車区間はパルン・パンジャン〜ジャカルタ・コタ。乗車運賃は2000ルピア(KRLジャボデタベックのAC Ekonomiなら6500〜7000ルピアくらいだと思う)。 走行速度は意外にも遅くない。パルン・パンジャン〜タナバアンだとKRLジャボデタベックなら40分くらいかかるんだけど、インドネシア国鉄三等車だと50分程度。加速が悪いので巡行速度を維持できる期間が短いのが原因だと思う。
▲この客車に乗車。パルン・パンジャン駅 乗車した列車はジャカルタとMERAK(ムラッ)を結ぶ路線で、ジャワ島からスマトラ島へ渡るフェリーへのアクセスを目的に開通した。ただし、今では高速道路にSpecial、Eksekutif、Bisnisの客をすべて奪われてしまい・・・Ekonomiの旅客サービスだけが何とか維持されているだけの寂しい路線になり果ててしまった。 乗車券は人民をかき分けて購入。KRLジャボデタベックのAC Ekonomiと違って割り込みが多いのでインド・モードに切り替えて戦う。すると・・・インド人と比べるとチョロイ感じで、何か悪いことしたような気になる。 「ク・ジャカルタ」と言って値段が分からないので4000ルピア出すと乗車券を二枚くれた。「サトゥ」と告げると2000ルピアをお釣りと乗車券を一枚くれた。
▲やっと隙間が出来たので車内を撮影。 乗車の感想は『噂の通り』だった。乗車率は300%+α。座席はロングシートだから人間も荷物もいくらでも入る。当然座れる筈もなくつり革がないので、天井などに手を突いて揺れに備える。 いつも眺めていた黄色い客車に乗るのは少し意外。アルゴみたいなEksekutifでインドネシア国鉄にデビューすると思ってたから。 走行中はまだマシだが、駅で停車すると車内の不快指数は無限に上昇する。インドネシア人の体臭で咽せるかも知れないので、無菌状態で育った日本人にはとてもお勧めできない。 しかも、そんなギチギチの車内を A)乞食 B)盲目のシンガー C)勝手な掃除人 D)勝手な販売員 E)ペットボトル廃品回収員 が繰り返し回ってくるのだ。そういう仕事って大変だなあ。ああ、案外団扇って売れるんだな。驚いた。 困るのは C)勝手な掃除人だ。お布施を要求してズボンの裾を、物凄く汚い手で引っ張ってくる。彼らはホウキでなく床に座って素手でゴミを掃きながら近づいてくる。最初は何もなかった所に大量のゴミがやって来るのだ。
▲勝手な掃除人。お疲れ様です。 勝手な掃除人としてはこんなにゴミを集めて役に立っている、というアピールなんだろうけれど大変に不潔だ。しかし、三等車に好んで乗るということはすべてをアメニティーでファシリティーと納得する必要がある。 パルン・パンジャン、スルポンなどで乗客が大量に追加で入ってくる。しかし、タナバアン分岐点に近づくと少しずつ乗車率が下がる。そして、タナバアン分岐点で大量に降車するので、そこから先は憧れのロングシートに座れる。
▲やっと車窓を楽しめる。アンケ〜カムプン・ダンダン。 車窓を楽しめるのはタナバアン分岐点から。乗降扉にぶら下がって沿線を眺めているとKRLジャボデタベックの203系電車とすれ違った。 カムプン・バンダン分岐点でタンジュンプリオク支線に入り込む。そしてスイッチバックでジャカルタ・コタを目指す。あらあら。推進運転だよ。 ほどなくしてジャカルタ・コタ駅に到着。パルン・パンジャンから約1時間で到着だ。 トラブルもなく・・・Ekonomi =三等車が意外に気楽に理由出来ることが判明した。また、乗ってみようと思う。
▲ジャカルタ・コタに到着。
▲さて日本に帰ろう。これから。マヂで。
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