▲ブカシ駅の駅舎(上り線右手)。
KRLジャボタベックのブカシ駅。インドネシア語表記では『Sutaiun Bekasi』。インドネシア語、マレーシア語では『E』表記の母音は『U』で発音する。
この謎はタイ・マレーシア国境にある『Padan Besar』から始まっている。どちらも同じ表示でありながら、発音が異なっていた。マレーシア語で『パダン・ブサール』となるのは納得できなかった。なんでかなーと思ってた。
郷に行っては郷に従えか。同じ理由で、Bekasi駅はブカシ駅である。スルボン線のスルボン駅も同じ事情。異文化コミュニケーションですね。
▲ブカシ駅の駅舎(上り線左手)。
ブカシ駅はKRLジャボタベックの環状線のジェッティーネガラ分岐点から伸びるブカシ線の折り返し駅だ。旅行者にはジャカルタ・コタから中央線を進んでマンガライ分岐点経由による直行列車で訪れるのが一般的だ(駅以外に観光地があるかどうか怪しいけれど)。
ブカシ駅は車両基地がある以外は、少しだけ規模の大きな駅である以外なんの取り柄もない。鉄道史初期に誕生した歴史あるボゴール駅と比べると記憶に残る駅でもない。
駅は通過用の複線に待避線として島式プラットホームを配置する作り。プラットホームは電車の床と同じ高さの高床式である点は便利だ。しかし、プラットホームへ登る車居る用の坂道は登坂角度30度以上なのはいただけない。
駅舎は線路両側に独立して配置。おそらく本体は上り線右側と思えるが、左側ならローカルコンビニ『インドマート(アルファマートだったかも)』があるので、旅行者には便利だ。
ブカシ駅から先に伸びる鉄路の先はスラバヤやバンドゥーン、つまりジャワ島東半分の一周ルートへの入り口である。その点だけ、どん詰まりの支線にしか繋がらないボゴール駅より優れている(優等列車は全部凄い速度で通過して行くけれど)。
▲ブカシ駅のプラットホーム。
▲ブカシ駅のプラットホーム。
▲ブカシ駅に元東京メトロ6000系電車が停車中。
▲ブカシ駅周辺は交通量は多いが繁華街ではない。
▲ブカシ駅からジャワ島東部へ向かう国鉄列車。
▲ブカシ駅の留置線に留め置かれた貨物車両。