このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

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インドネシア>インドネシア国鉄>CC201形ディーゼル機関車

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▲CC201形ディーゼル機関車(前向き)。

 

CC201形ディーゼル機関車(Lokomotif Diesel Elektrik tipe CC201)は、CC軸動輪配置を与えられた米国GE社製の電気式ディーゼル機関車(DEL)。動輪の軸の数だけ=計6機の直流モーターを搭載し、勾配区間でも高い牽引力を発揮した。

ベースは米国GE製のGE_U18C形ディーゼル機関車。GE_U18C形に限らず、米国GE製のこの系統のディーゼル機関車達は異なる軌間への対応を考慮して設計された輸出用車両群である。俗に『Uボート』と呼ばれおり、かなりの数の輸出販売を達成している。

おかげで、CC201形もアフリカや南アメリカなどにたくさんの姉妹や従姉妹がいたりする。

CC201形はインドネシアがそれまで運用していた車種とは格が違った。軽量化と出力の向上を両立したことで、地上設備への負担の軽減と重量級の輸送力の安定化を実現させてくれた。鉄道輸送近代化のモデルとしてのずっと優等生でいてくれた様だ。

1970年代後期より輸送力の要として幹線スジに投入され、21世紀となった現在でも第一線の運用スジに身を留めている。まさに、インドネシア国鉄を代表する万能機関車である。

形状は前後非対称。キャブは先頭に位置し正位置での運転時は前方視界に優れるが、逆向きの運転時はやや視界が遮られる。

一部の車両はBB203形ディーゼル機関車(Lokomotif Diesel Elektrik tipe 203)から改造・改形式されたもの。種車の動軸配置はA1A-A1Aだったので外観上の大きな変化はなかった。

さらに後日、一部の車両がCC204形ディーゼル機関車(Lokomotif Diesel Elektrik tipe CC204)へと改造・改形用の種車に選ばれている。


▲CC201形ディーゼル機関車(後ろ向き)。

 







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