▲クモハ11248 クモハ11248、大船工場に保存されていた半鋼製車体の旧形国電「国鉄31系電車」の生き残りとして知られていました。
旧鉄道省がいわゆる標準電車として作った大量生産品の生き残りです。戦後に改番があって「モハ11形」と呼ばれるようになりました。
日本車輌で1931年に製造されたわけですが、2013年に長期間保管された後に解体されてしまいました。それは保管場所であった神奈川県のモノレールの横にあった大船工場が一足先に、2006年度末日に整理されてしまったのが最大の原因ですね。
ちょうどその日に20系客車のナハネフ22 1が「あさかぜ」として大宮総合車両センターに搬出されたわけです。20系客車は新しい家が与えられたあけです。一方、クモハ11248は行き場が与えられませんでした。でも宿無しとなったわけでなくそのまま放置されました。
何という運命の分かれ道。個人的にはこっちの方を鉄博行きにして欲しかったんですけどねえ。みんな客車に甘すぎるよ。新幹線電車のご先祖様・・・と言っても誰も納得してくれないだろうけど、個人的にはそう思ってる。
▲クモハ11248。
▲クモハ11248。 |