このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
* I am afraid I might handle all Railways on our planet! |
with 地球の鉄道 |
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⑩ タイの鉄道設備 file: //Thai Railways' Equipments/ |
"Tablet exchange", train operation technics that block accidents. |
背丈に見合った機材を使いこなしてムリをしない、というのがタイ国鉄のスタンスである。彼らの列車運行は、コムトラック・スミスやコスモスの様な全自動化も可能なコンピューターによるサポートとはまったく無縁なレベルで維持されている。 例えば、大都市圏でも単線区間に入ればまさに人力運行の極地である閉塞タブレットが幅を効かせている。しかし、これを確実に使いこなしていることから、正面衝突などの自己は長年皆無という状態をキープしている。おそらく列車密度を上げれば粗も出てくるだろうが、現状ではタイ国鉄には運行密度を上げる需要はありえない。だから、設備更新も必要もなく、今あるものだけをそつなく使いこなすことが鉄道員に求められている。彼らはそんな期待に十分に応えている。 |
▲電光表示板とはひと味違うアボの運用は手間が掛かる. 確かに全国に跨る鉄道設備が満遍なく旧式化していることは否めない。乗車運賃などを政府に強く規制されて財政健全化の見込みのない状態が慢性化していることも事実だ。それでも、すでに20年以上も莫大な赤字に苦しんでいる組織とは思えないほどに堅実な運営に努めている。 例えばサボの様に自国で生産できる設備であれば気楽に更新も可能だろう。しかし、コア設備の多くは国外からの輸入であることから、壊れても交換せずに何とかたたき直して使用を継続しているのが現状だ。 最近では地上施設、とりわけ軌道が弱っていることから脱線事故が続いている。こればかりは鉄道員のレベルでなんとかできる問題ではない。 願わくば、インラック首相、貴女が本当に低所得層の代弁者だと言うのなら・・・まともな国の支援でタイ国鉄への追加投資を願いたい。 もう、そろそろ限界な筈だ。この先にあるのは鉄道輸送のカンボジア鉄道化という想像もしたくない未来だけだ。 |
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▲タブレット・ケース
▲サイド・ボード
▲THN系DCの連結カプラー
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