このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
* I am afraid I might handle all Railways on our planet! |
with 地球の鉄道 |
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⑬ タイ国鉄の旅 file: //Thai travels on Railways'/ |
A express train arrives at Surad tani Railways staion. |
タイ国鉄の旅、魅力は夜行列車でのゆったりと過ごせる時間にこそ求めるべきだろう。 例えばマーレシア行きの国際列車であれば、まだ太陽も高めの時間にクルンテープ駅から乗車する。そして西の空を真っ赤に染め上げる夕日を眺めながら、食堂車から配膳させた夕食に舌鼓を打つ。日が暮れた後は、闇夜の中の唯一の大光源となる停車駅でツマミを調達しながらビールを嗜む。眠くなったらすかさず寝台に横になって、日が十分に昇ってから背中から伝わるリズミカルな振動の中で目を覚ます。そこがハジャイ分岐点近くなら、間もなく車窓から首を出すだけで鶏の唐揚げと餅米のおこわを買い求めて朝食にすることも可能だ。やがて、国境の駅で一度車両から降りて出入国審査を行う。最後に昼食よりよっと遅い時間にマレーシアの終着駅バッター・ワース駅に到着する。後はフェリーを小銭を払って対岸のペナン島のジョージ・タウンにわたれば旅は終わりだ。 |
▲バンコクのクルンテープ駅で出発を待つ夜行快速85番. |
費用はせいぜい全て合わせて3千円というところだろうか? 経済的負担は最低限というのがミソだ。 こんな気楽な旅はすでに日本では味わえなくなって久しい。我々にとって日本の最低5万円からという豪華な鉄道旅は求めるものではない(もし、貴方が我々の側に居てくれているならば、きっとご賛同いただける意見だと思う)。 タイ国鉄の旅は・・・日本での豪華な鉄道旅に慣れ親しんだ方々には、サービスがまったく行き届かない、差し詰め小学校の学芸会レベルのパッケージに過ぎないかも知れない。しかし、過剰なサービスや先回りされたホスピタリティーは、所詮は与える側の自己満足に過ぎないのではないだろうか? むしろ、不可欠な要素は鉄道の旅という装置を使って、日常という狂気から一瞬だけ解放されること。そして、それによってもたらされる予想外の結末こそが求められている筈なのだ。 予想外の結末はきっと新しい流れを見せてくれる筈だ。もしかしたら、それは何かしらの出会いも知れない。何かしらの閃きかも知れない。 もし貴方が我々の側に居てくれれば、もしかしたらタイ国鉄の旅というものに参加して頂きたくなるかも知れない。そんなわけで気が向いたらどうぞ。 |
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▲ハッヂャイ分岐点
▲夜行列車がバンコクに到着する
▲メークロン東線
▲メークロン東線
▲メークロン西線
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