このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

江戸時代に子供太鼓?



天保13年の役用記中の「村方定書」には川之江村の人たちの生活に関するさまざまなことが細々と定められています。たとえば婚礼や仏事の時の料理は一汁一菜に限るとか日常の着物や履物のこと、日傘のことにまで贅沢はしてはならないと書かれています。その中でとても興味深い一文を見つけました。

 祭礼之節 賑ハ勿論都テ飾等之儀 追々増長いたし候ニ付 大阪(鼓?)飾り等一切不相成
 夏祭り等之節 子供太鼓指留可申事

 夏祭りなどの節日に子供太鼓の差し止めを申し付ける。

 天保の時代にも今と同じように子供太鼓が出て祭礼をにぎわしていたのでしょうか
ただ、この膨大な量の資料の中で子供太鼓に関する記述は今のところこの一文だけです。
役用記全体に一通り目を通しただけなので他の記述を見逃しているかもしれないし、役用記以外の資料が発見されるかも…。
まだまだ研究の余地はありそうです。

写真は昭和21年 川関子供太鼓台   写真提供 秋山忠弘様

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください