このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


関船奉納歌

第一番 年のはじめ

めでたいのめでたいのソレ 
若枝もいえいえ さものをエイハの
年の初めの初夢に イエイ
如月山の 楠の木を
船に造りて 今おろす イエイ
黄金ヤアン せびをくくまして エイ
白金柱を おしたてて
手縄身縄琴の糸 イエイ 
錦 ヤヤン 綾を帆に巻いて イエイ 
宝は 島ヘ乗り込んで
思う宝を船に積み イエイ
こなた イアン  
蔵へ納めおく ヤラヤラヤラヤラ
 

第二番 異国の皇帝

さらば異国の皇帝な イエイ 
しゆんくわのたてさ
ていしようの池の世を 
おんおんていは
身をたいせ エー
ちちぶは乗りての笹神の エイ 
糸引き渡る姿より イエイ 
たくみ ヤアン 
船を造らるる
ござはりよとの出来しをと 
エイ 名付けて イアン 
祝い給うべし
さても見事なこのござに 
御召しなさるる我君様 ヤアン 
御世は栄えて御威光の
君にまさるとや さては聞こえける 
ヤラヤラヤラヤラ


第三番 水揃

折終えて思いえん 
立田の紅葉狩り イエ 
時汐 今は染色の
こうぜいなりける 橋紅葉 ヤア
雨も山姫も掛けて干すかよ
紅かなこ イエイ
からくれないの下ゆくみ イエイ
神代も引かず眺めがよ イエイ
渡らば中は立田川
立田川 立田川 


第四番 初春

ヤツト 目出度い 初春の  
行きしおおどしもさせ川 エイ
小桜おどしとなされける イエイ  
さても ヤアン
夏は 卯の花の イエイ  
垣根の水に 洗い川
秋になりての 其の色は イアン
いつもいくさに勝つ色の イエイ 
紅葉にまごう錦川
冬は 雪気の 空晴れて イエイ  
かむと ヤアン
星も 菊の座も イエイ 
花やか 身ごそ おどしげの
思うかたきを 打ちに取る
高くあげまくの イエイ  
つるぎ箱へ 納め置く
茶袋を 出ださんと イエイ  
ふゆき ヤアン
ごよとなりにける ヤラヤラヤラ 


第五番 惣元代

惣元代な 国も豊かに納まりて 
エーイ ちんちよ
めでたしが ヤアン 
申し納めしが
そんもそんも ぎんの役  
くだんのきょに
当たりて 天下 ヤアン 
納め給いしが エイ
草木もなびく 飛ぶ鳥も
君に従い奉る
きらえこうらえゆすに及ぶ エイ
きりたんごたんごに至るまで エイ
日本になびかんものはなし
諸国 国々大名衆 ヤアン 
並に棟続き
君をすごすと 思えたり 
イヤンヤラ イヤンヤラ イヤンヤラ

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