このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

八幡平(松尾)

岩手県でも早々に紅葉の時期を迎える八幡平の岩手県側です。

松尾と言えば松尾鉱山。東洋一とも言われた上質な硫黄を産出していたそうです。
かつては、「雲上の楽園」と称され、1万5千もの人が住んでいた松尾鉱山。しかし、石油から回収される、純度の高い硫黄が市場に出回れば、松尾鉱山の硫黄が太刀打ちできるわけもなく、昭和40年代に閉山を迎え、住民はいなくなりました。
今でも廃墟として残るアパート群は、当時を知らない私にも何かを考えさせます。街中の集合住宅を見るたびに、この松尾鉱山跡の風景が思い浮かんでしまいます。もちろん、人が住み続ける限りこのようにはならないのですけど。

このあたりは住居表示によって「松尾村緑ガ丘」となっていおり、一丁目から五丁目まであるのですが、せっかくの住居表示も住民がいないので、現在ではそれほど意味をなしていないように思います。このあたりにある施設と言えば、御在所温泉、中和処理施設や学習院の施設ぐらいです。
御在所温泉があるのは緑ガ丘五丁目。この温泉の裏は八幡平スキー場です。駐車場の横にはトイレも有り、休憩所としての役割もあります。
下二枚の写真は山頂へ向かう道路から見える風景です。ここから松尾鉱山跡が見渡せます。

ちなみに、この日は日食でした。

 

左上/右上:松尾鉱山跡
左中:御在所温泉裏の鳥居
右中:御在所温泉駐車場
左下/右下:八幡平斜面

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