このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
防雪柵とは:風の力を利用し、道路上に降る雪を飛ばして吹き溜まりや視程障害を防ぐ柵です
北海道では気温が低いので、比較的軽い雪が降り、さらに積もった雪もサラサラの為、
風が弱くても吹雪が発生しやすく、晴れていても風だけで吹き溜まりや視程障害を発生しやすいのです
防雪柵の種類は吹きだめ柵、吹き止め柵、吹き払い柵、吹き上げ防止柵があり、設置場所や機能が異なります
防雪柵の種類
吹きだめ式は道路から距離をおいて設置し、柵の前後に雪を溜めて吹き溜まりや地吹雪を防止します
その為、道路から少し離れた畑・牧草地等に、秋頃設置され春にはまた解体され姿が無くなります。
もちろん、設置には土地の持ち主に承諾を得ますが持ち主も
冬季間、畑は積雪により使用しなくなるので問題無いのです。
上記、左写真は作成中の吹きだめ式防雪柵で、奥から手前に向かって設置中
右は完成時積雪状態。
吹き止め柵は吹きだめ柵の性質を利用して考案されたもので、吹き止め柵よりも柵の高さを高くし、
下部間隙と空率を小さくすることによって柵の風上側に多く吹き溜まりを作ります
道路のすぐ脇に設置され、吹きだめ式と違い常設で一年ごとに設置・解体はしません
奥の角度のついた柵が風を道路に吹きつけ、吹き溜まりを防ぎます
夏期には手前の角度の付いていない状態のように角度変更し見通しをよくします。
他に、このように夏期は見通しが悪くならないよう板を重ねたり、小さく収納できたりするタイプものもあり
山岳道路などに多い吹き上げ防止柵 山岳のでの突風による地吹雪や、吹き溜まりをふせぎます
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