このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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タウシュベツ川橋梁は旧国鉄時代に使用されていたコンクリート製アーチ橋 層雲峡と帯広の間を結ぶ国道273号線、道内最高所の峠である三国峠の帯広よりの所で 糠平湖にあります ここでは、北側からのルートを案内します |
国道273号線丸山橋の所にこのような看板が有りダートを4Km進みます かなり小さい看板なので見落とさないよう、この看板か丸山橋の標識を注意して探すことが必要です 最初は結構曲がりくねった道なのでゆっくり進みましょう そのうち一直線の林道となります |
するとカーブの所で小さな待避場のようなスペースが現れます 車5台くらいの大きさでしょうか 他に2台車が停まっていたので分かりましたが、誰も居なければ通り過ぎてしまいそうな駐車場です 国道からダートに入った時、オドメーターで距離を確認した方が、安心です 駐車場の道路迎向かいに上の写真のようなこれまた小さな看板が有り徒歩で向かいます 右写真の奥(林道が途切れた明るい部分)がいよいよタウシュベツ川橋梁です |
見えてきました! 歩いてきた林道のその先がそのまま一直線に橋となっています つまり今まで歩いてきた林道は、元は橋の延長線上で汽車が通っていた線路だったとその時気付きました 又、駐車場までの後半一直線の林道も実は元線路でした |
タウシュベツ川橋梁の全景です 風も穏やかで、糠平湖面に綺麗に映りこんでいました とても美しいです 1937年完成の旧国鉄士幌線の橋 通常は春から秋にかけてどんどん水位が上がり見えなくなるのですが、 今年は水位がかなり低いようで、8月にもかかわらず、5月並の水位ということでした。 |
左の写真はタウシュベツ川橋梁の左側の様子 分かりにくいですが、タウシュベツ川が奥から手前に流れており、右写真の方向である橋梁と糠平湖に流れています アーチ橋はこのタウシュベツ川を通り越えるため建設されました 実はこの橋、国鉄廃止で使われなくなったのではなく、発電用人工ダム(糠平湖)建設によりここが 水没するため、迂回路完成と共に使われなくなった橋なのです 当時、今のような湖面は車窓から見えず、うっそうとした森林に囲まれ、この撮影している場所も木が生えていたようです この線路の先にあった旧糠平駅も湖底に沈みました 例年はここも水の底なのでしょう かろうじて歩ける泥状の軟らかい地面はまだ新しい鹿の足跡がありました |
水に浸かったり、凍結融解という厳しい環境の繰り返しでかなり痛んできています 70年前はもくもくと煙を吐きながら蒸気機関車が通っていたであろうこの橋、 タイムスリップして、当時を見てみたい気がします。 歴史あるこの風景をより楽しむため、あらかじめ勉強してから行くことをお勧めします |
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