このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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国道278号線沿いにあるサロマ湖を一望できる「サロマ湖展望台」
道の駅サロマの稚内側と網走側の2ヵ所に入り口があり、頂上のサロマ湖展望台付近で合流する
上の写真は稚内側、佐呂間町富武士(地図赤印)で、道道961号線方向へ曲がる
(そこから数十m網走よりの所からも行ける)
サロマ湖展望台があるのは幌岩山の頂上(地図黒い三角)で、頂上付近以外かなりタイトなカーブの続くダートです
途中、車が数台停まっていたので、何だろうと近寄ると、野田ナンバーの車が、道の脇に突っ込んでいました
話を聞くと、降りてくる車が、スピードを落とさず向かって来たので思わず避けてしまったところ、
側溝に落ちてしまったそうだ その車はそのまま走り去ったとか
で、いま通りがかりの車に旦那さんが乗って、ロープを借りに行っているとのこと
数分後旦那さんが戻ってきて、他の車に牽引されて無事脱出 奥さんは、涙ぐみながら感謝していました
さすがにその現場でカメラを構えることはしませんでしたが、上の写真が他の場所で撮影したもの
アスファルトと違いダートはブレーキも利きにくく、特に下りは注意が必要 安全なスピードを心がけたい
また車通りが多ければこのように助けを呼べますが、普通の林道は携帯も通じず、車も通るとは
かぎらないので注意しよう
もう一つの国道238号線に繋がる三叉路を越え、サロマ湖展望台駐車場に到着 左写真のようにトイレがあり
その脇の階段を登るとすぐサロマ湖展望台が見えてくる けっこうな急斜面だった 標高376m
さっそく上に登ると広大なサロマ湖が眼下に広がる サロマ湖は面積約152k㎡で
琵琶湖、霧ヶ浦についで日本で3番目に大きい湖 湖口は海と繋がっており湖水の塩分は海水に近い
かつては海と繋がっておらず春(融雪時期)になると東端に湖口が開き、秋には漂砂で閉まっていたが
湖水位の上昇を防ぐため春に住民達が人為的に湖口を開削していて
1929年、西よりの所に新たな湖口を試削したところこれが永久湖口(第一湖口)になったそうだ 周囲約91km
こちらはサロマ湖西側 画像下側中央よりやや右の建物が道の駅サロマ湖
サロマ湖中央 写真では分かりづらいが中央辺りに第一湖口があります 備え付けの望遠鏡も無料です
そしてサロマ湖東側 第二湖口、ワッカ原生花園方面
ワッカ原生花園はサロマ湖東側、写真中央辺りにあり、以前レンタサイクルを借りて走った事がある
海と湖の間を東(第一湖口の方向)に進む事ができ、第二湖口を過ぎしばらく行くと、終点に真水が湧き出す
ワッカの水という建物があります 実際に水を飲んでみましたが、本当に海水の味がしない!
海と、塩分の多い湖の間にある、写真では線のようにしか見えない所で真水が湧き出るのはかなり不思議です
展望台の中はこんな感じです 訪れた人が記入する名簿があり、道外からの人も多かったです
右の写真は別の日に撮影した道の駅方向の写真 この日は雲が低く垂れ込め、雲の上が見えました
帰りは三叉路を網走方面へ 国道238号線にはこのような看板がある、
こちらから入る場合は、カニ・ホタテなどの直売所 北勝水産を目印にすると良い
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サロマ湖展望台東側入り口(このページのトップ)から数十メートル稚内側にピラオロ展望台入り口がある
やや気づきにくい看板の方(海の方向)へ入るとすぐピラオロ展望台とピラオロ荘がある
コンクリートのしっかりした建物がピラオロ展望台
アイヌの伝説によればサロマ湖畔南方のピラオロ台地は、昔トコタンアイヌがサロマ湖の魚族の見張台としていたそうです
ここには悲しい恋物語の伝説があり、
当時十勝アイヌと北見アイヌの争いが起こりインガルシ浜サロマでも日夜激戦が展開され
このときトコタンアイヌの若者サンクルも同族の危機に立ち上がり戦場におもむいた
マチカは涙ながらに見送ったがサンクルが再び帰ってくることはなかった
毎日毎夜、在りし日のサンクルを忍び涙に明け暮れていたが
マチカはついにピラオロ台より湖水に身を投じてしまった 湖水の水はマチカの涙でなお塩辛く、
丘に咲き香る山百合の優しい姿は在りし日のマチカの姿としていまなお旅人の涙を誘っている
(案内看板をかなり略及び変えて書いてます)
ただしここはサロマ湖展望台に比べかなり標高が低いのでサロマ湖全ては見れません
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