| 300型 |
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| ●解説
軌道時代の小型車両を改造した形式で、その種車は木造ボギー車100型、半鋼製ボギー車200型、金魚といわれた流線形が特徴の250型、オープンデッキの納涼電車テン1型など多岐に渡るため、外観は統一されていない。 車体長14mの小型車グループを形成したが700型の入線により順次廃車され、現在残るのは、17m車体で製造された325-326・327-328の2編成4両のみ。
◆325〜328
300型としては最後に登場したグループで、登場は500型デビュー後となったため、他の300型車両と異なり車体の仕様は極力500型にあわせているのが特徴だ。種車は100型車両だが、流用したのは台枠のみであり、その台枠も17m級に延長されているため、種車の面影はほとんどないといっていい。車体はノーシルノーヘッダーのスマートなもので500型の初期車とともに側面通風器を採用しているのが外観上の特徴となっている。
近年300型車両が廃車されていく中で、この4両のみ、車体が大型だったため生き残ることになり、冷房化やカルダン化改造を受け、現在も500型に交じって活躍中だ。 | 車両緒元 | 編成構成 | Mc+Mc | 製造両数 | 28両 | 現存両数 | 2編成4両 | 車体材質 | 普通鋼 | 全長 | 17012mm | 全幅 | 2700mm | 全高 | 4185mm | 制御方式 | 多段式抵抗制御 | 駆動方式 | 中空軸平行カルダン※登場時は釣掛式 | 主電動機出力 | 75kw×4 |
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| 500型 | |
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●試作編成の501F(501+502)はボディマウント構造を採用。
●試作編成及び量産一次車(503F〜509F)は側面通風器を採用している。
●量産二次車(511F〜519F)は側面通風器をやめ、通常の屋根上ベンチレーターとなった。
●量産三次車(521F〜529F)はバス窓をやめ、一段下降窓を採用。
●量産三次車最終編成(531F)はステンレス車体を採用。 |
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| ●解説
それまで路面電車規格だった武南電鉄に入線した初の大型車両。車体が大型化されただけでなく、直角カルダン駆動・超軽量車体の採用など数々の新機軸を採用している。
全部で16編成32両と武南電鉄では最多勢力を誇り、長く製造されたため、製造年によって変化が激しいのが特徴である。
現在は全編成冷房化、車体更新が施され、今後も武南電鉄の顔として長く活躍することが期待されている。
◆501F
試作編成。この編成のみボディマウント式を採用している。保守のしづらさから、現場では不人気のため、量産車ではボディマウント構造は採用されなかったが、試作編成では今でも外されることなく取り付けられており、ファンの人気はピカ一だ。
◆503F〜509F
試作車と量産一次車は側面通風器を採用しており、のっぺりした屋根が特徴だったが、残念ながら冷房化に伴い現在では側面の通風口は埋められてしまった。
◆511F〜519F
量産二次車は、通常の張り上げ屋根を採用。
◆521F〜529F
量産三次車より側面窓が一段下降式に変化した。
◆531F
武南電鉄では今のところ唯一ステンレス車体を採用している車両である。
| 車両緒元 | 編成構成 | Mc-Mc | 製造両数 | 16編成32両 | 現存両数 | 16編成32両 | 車体材質 | 普通鋼・ステンレス(531Fのみ) | 全長 | 17250mm | 全幅 | 2703mm | 全高 | 4185mm | 制御方式 | 多段式抵抗制御 | 駆動方式 | 直角カルダン | 主電動機出力 | 55kw×4 |
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| 600型 |
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| ●解説
急増する通勤需要に応えるために、できるだけ低コストで製造することを目的として製造された車両。
武南電鉄としては初めて両開扉を採用した車両だが、500型のような流線型の前面をやめ、単純な切妻車体となってしまった。またコストのかかる全電動車方式をやめ、初めてMc-Tc編成を採用している。このため在来車に比べると加速力に難があり、特にラッシュ時には急行専用車として限定使用されている。
8編成16両が活躍してきたが、720型の入線により昨年初めて廃車が発生。余命はあとわずかと思われる。
| 車両緒元 | 編成構成 | Mc-Tc | 製造両数 | 8編成16両 | 現存両数 | 6編成12両 | 車体材質 | 普通鋼 | 全長 | 17050mm | 全幅 | 2700mm | 全高 | 4136mm | 制御方式 | 多段式抵抗制御 | 駆動方式 | 中空軸平行カルダン | 主電動機出力 | 75kw×4(Mc車) |
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| 700型 |
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| ●解説
老朽化した300型の置き換え用として登場した車両で、武南電鉄では初めてアルミ車体を採用している。
またチョッパ制御、回生ブレーキを使用した省エネ車で、初の冷房車でもあり、特に夏場は乗客の人気が高い。500型などの在来車との混結使用も可能である。 | 車両緒元 | 編成構成 | Mc-Mc | 製造両数 | 12編成24両 | 現存両数 | 12編成24両 | 車体材質 | アルミ | 全長 | 17250mm | 全幅 | 2700mm | 全高 | 4185mm | 制御方式 | 界磁チョッパ制御 | 駆動方式 | 中空軸平行カルダン | 主電動機出力 | 65kw×4 |
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| 730型 |
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| ●解説
600型の置き換え用として登場した車両で、車体こそ700型とほぼ同一仕様だが、Mc-Tc編成となり、VVVFインバーター制御を採用、またバリアフリーに対応して、700型と比べ床面高さが30mm低くなっている点が異なる。
現在2編成のみだが、今後も引き続き増備が予定されている。 | 車両緒元 | 編成構成 | Mc-Tc | 製造両数 | 2編成4両 | 現存両数 | 2編成4両 | 車体材質 | 普通鋼 | 全長 | 17250mm | 全幅 | 2700mm | 全高 | 4185mm | 制御方式 | VVVFインバーター制御 | 駆動方式 | 中空軸平行カルダン | 主電動機出力 | 140kw×4(Mc車) |
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