北海道&東日本パスについて

2002年12月に発売が開始されました。青春18きっぷの地域限定版とも言えますが、いくつか注意点があります。

１、値段が「青春18きっぷ」とは違います。

２、発売・利用期間が「青春18きっぷ」とは違います。

発売・利用期間はトップページでご確認ください。

ただし発売期間中でも利用開始日の１ヶ月前からしか買うことが出来ません。

３、使える人は「一人」のみで「連続」して使わなければなりません。

青春18きっぷのように2人で１日とか一人が１日使い、別な人が1日使うというような使い方は出来ません。
使える人は一人のみで、連続して使わなければなりません。

購入する際には「○○日から使います」と利用開始日を言わなければ買うことが出来ません。また購入した後に利用開始日を変えることは利用開始日前に１回だけ可能です。

４、急行「はまなす」の自由席に乗ることが出来ます。

青春18きっぷは特急・急行には乗ることが出来ませんが、（乗る場合は特急・急行券の他に、乗車券も必要になります。）この切符は唯一、急行「はまなす」の自由席に乗ることが出来ます。

しかし、乗車できるのは自由席のみです。指定席（ドリームカーやカーペットカー）や寝台車には乗ることが出来ません。乗車する際には「指定席券＋寝台券に乗車区間の普通乗車券」が必要になります。

また、急行「はまなす」以外の特急・急行には原則、乗車できません。（例外あり）

青春18きっぷと同じように例外的に以下の二つの区間に限り「北海道&東日本パス」で特急の自由席に乗車することが出来ます。

石勝線：新得〜新夕張
津軽海峡線：蟹田〜木古内

この2つは特急券など必要なく乗れます。しかし指定席車・グリーン車には乗ることが出来ません。もし乗る場合はグリーン券・指定席・特急券の他にその区間の乗車券が必要となります。また、上記区間のみしか乗車できません。上記区間をまたいでの乗車（例えば、追分〜新得や青森〜函館など）は全ての区間の乗車券・特急券が必要になります。（前述の例では「追分〜新得」「青森〜函館」間の乗車券・特急券）

５、青森〜函館間に限り、「自由席特急券」＋「北海道＆東日本パス」で、特急「白鳥」「スーパー白鳥」の自由席に乗ることが出来ます。

前述したとおり、蟹田〜木古内間は「北海道＆東日本パス」のみで、特急「白鳥」「スーパー白鳥」の自由席に乗ることが出来ますが、青森〜函館間に限り、自由席特急券を購入すれば、「自由席特急券」＋「北海道＆東日本パス」で特急の自由席に乗車することが出来ます。
　ただし、八戸〜函館間などは、特急券の他に乗車券が必要になりますので注意してください。あくまでも、青森〜函館間の特例だとお考え下さい。

６、北越急行・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に乗ることが出来ます。

青春18きっぷでは私鉄には乗ること出来ませんが、「北海道&東日本パス」の場合は上記の３つの路線に乗ることが出来ます。しかし、その区間を走る特急・急行列車には乗ることが出来ません。（乗車する際には、特急券・急行券のほかに乗車区間の乗車券も必要になります。）

また、上記３つ以外の私鉄には乗ることが出来ません。乗車する際には乗車券が必要になります。

７、駅レンタカーのトレン太くんが使えます。

青春18きっぷでは使えませんが、駅レンタカーのトレン太くんが利用できます。

８、発売箇所はJR東日本・北海道のみどりの窓口ならびに主な旅行会社です。

青春18きっぷは全国のみどりの窓口で購入できますが、「北海道&東日本パス」はJR北海道・東日本の駅の窓口でのみの発売です。
これらの地域以外の方からこの切符を使いたい方は別な切符（青春18きっぷなど）で発売場所まで来られて、買われたり、友人・知人などに頼まれるのがいいと思います。

これらを除けば、青春18きっぷとルールは変わりません。青春18きっぷのルールは こちら をクリックしてください。
（2004年12月から、普通・快速列車のグリーン車自由席にも「北海道＆東日本パス」＋「グリーン券」で乗ることが出来るようになりました。ただし、「青春18きっぷ」と同様に「ムーンライトえちご」等に連結されているグリーン車指定席には、「グリーン券」と乗車区間の「乗車券」が必要になります。）

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