このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



続SLでGO!


SLのサイトは数あれど、クローズアップに重点を置いたものはあまり見かけませんね?
そこで、模型の資料としても使える(?)写真を公開したいと思います。
ほとんど自分のために撮った写真ですが、SLファンにもなかなか興味深いのではないでしょうか。



左のタンクは空気ちりこし器。右のは泥溜め。赤く塗装されている
部分は灰箱といって、石炭の灰が溜まるようになっている。

連結器のクローズアップ。上についてるステーを上げるとテコの
原理で開放される仕組みになっている。

金色に見えるのがシリンダーに設けられた空気弁。シリンダー
が絶気状態(惰性運転時)になると蒸気が逆流しないようにここ
から空気が取り入れられる。

蒸気分配箱に設けられたバルブと各計器類。走行以外の蒸気
のコントロールはすべてここで行う。この機械っぽさがなんとも魅
力的だ。

中央にあるのが水面計および内火室最高部表示板。ボイラー
内の水面を監視する。その右にあるのが注水器。水槽からボイ
ラーに水を送りこむ装置だ。

運転席である。逆転機、空気ブレーキ、加減弁などの各レバー
が見える。室内は良く見ると黒ではなく、薄い青みがかった緑に
塗装されている。

クロスヘッドのアップ。ワルシャート式弁装置の特徴のひとつ。
人の顔みたいで面白い。

シリンダー前部と先台車のアップ。蒸気室前盞にはピストンの
尻棒案内が突き出ている。

これはボイラー安全弁である。右と左では作動する圧力が違う。
ボイラーの圧力が異常に高くなると、ここから蒸気が放出される。
小さいころはこれが汽笛だと思っていた。(^_^;)

空気圧縮器である。右にパイプでつながっているのが空気ちり
こし器。ここで圧縮された空気はブレーキの作動に使われる。
D51のような大型の機関車にはこのように大きなものが付く。

私には良くわからんのですが(^_^;)ナンバープレートの下には
なにやら製造場所や製造年月日、所属などが書かれている。
運転台の窓はこのように開けているのが普通である。

言わずと知れた煙突である。その前に横倒しになって設置され
ているのが給水温め器。水をここで一度温めてからボイラーへ送
られる。手前の板はデフレクターといって煙の流れを制御する板。

テンダーの後部。ナンバープレートはこのように4ヶ所のピンで
固定されている。テンダーは炭水車のことで、石炭や水を積ん
でいる。

キャブ(運転台)には天窓が付いている。そのすぐそばには汽笛
をならすレバー(運転助士用)と室内灯が見える。汽笛は運転席
の足もとにもステップ状のものがあり、踏むとなるようになっている。






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