このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
蒲田の始発に乗って上野へ出、中電の始発で勝田へ。 ちょっと前までは415系だったのだが… | |
勝田ではキハ3710の2連が停車中。平日に来なければ中々見られない。 まずは中根で下車。ここには去年のGWに訪問した記憶があるが、そのときとは違って利用者のものと見られる自転車が確認できた。 まずは付近のため池を捜索しに行く。 | 始めに訪れた所から住宅街のほとりにあり、中々入りづらい。雑草はびこる廃れた歩道を行くと、無数のアオイトトンボが現れる。 しかし、池は汚く、網を入れても小魚が1匹。もともと何もいないのか、それとも初めての水生昆虫採集をする立場では収獲を期待するのは間違っているのか? いくつかの候補地を回ったものの、ことごとく入れそうも無いのでとっとと撤退を決断。このためだけにタモ網を購入して、恥ずかしい思いをして持ってきたというのに・・・何せ、折りたためないのだ。 |
中根駅近辺は地形的に低い位置にあり、当たりは田圃が広がり、住居は両脇の高い所に位置する為に秘境駅然としている。東京から3時間ほどで秘境の雰囲気が味わえる格好のスポットだ。 | 通学時間帯はキハ2004とペアを組んで運用されていたキハ221も、今は単行で運用されている。前者は留萠鉄道から、後者は羽幌炭礦鉄道から移籍したもので、特に後者は現役唯一の旋回窓装備車らしい。 関東近辺でこのような古い気動車が現役で運行している私鉄も、鹿島鉄道なき今湊線くらいだろう。帰りに乗車できるだろうか? |
中根駅のすぐ南には河岸段丘と思われる斜面があり、先ほどアケビが落ちているのを確認してある。注意して上を見ていると、アケビを発見。木に登ってタモ網を駆使し、6つほど収獲するも、半分くらいは地面のぬかるみに落とす。だがそんなことは気にせず、近くの水路で洗ってほおばってみる。アケビはこんなにも甘いのか!と感激してしまう。ただ種が多く、せっかくなので生物室に持ち込むことにする。 お隣の那珂湊に移動。 | ここは湊線の中心駅で、車両基地も併設している。ここでレンタサイクルを借り、一箇所気になっている池を見てから阿字ヶ浦を目指す。 |
ほどなく、名平洞(ナヘドウ)に到着。しかしなんだかどうでもよくなってしまい、スルー。水生昆虫はオサムシ以上に面倒くさいらしい。 ちなみにここには白鳥が訪れるらしい。 | 阿字ヶ浦を目指していると、なにやら広大な更地に遭遇。目の前で小さな虫が道を教えてくれている。これはもしや? 私はハンミョウの知識がないので、ずっとハラビロハンミョウだと思い込んで非常に興奮し、またいくらでも飛んでいるのでせっかくのタモ網に活躍してもらって10匹あまり採集。撮影を試みていると小さなネズミがそっと現れて、こちらが気がつくと一目散に走り去っていった。物凄くかわいかったのに…逃げられた。 ※結局コニワハンミョウだったが、初採集なのでよしとする。 |
阿字ヶ浦駅について自転車を留め、坂を下ってはや5分で海に出る。しかしこの時期は荒涼としており、昼食を摂っていると物悲しくなってきたのでとっとと戻る。カワラハンミョウがいるか?と期待したが海草しかない。 | 阿字ヶ浦駅は冬季以外は無人らしく、終着駅の哀愁が漂う。飲み物を買って今来た道を引き返す。 その道は広大なサツマイモ畑を行くのであるが、いたるところにイモムシが歩いている。しかも2種いるようで、物凄くぶっといスズメガと、きれいな水色をしたものを確認。9月の台風で採集したエゾカタビロの格好のえさになりそうなので、後者のイモムシを沢山採集する。前者は見ただけで相当なショックを得た(戦車のごとく高速で這ってゆくその姿に圧巻)ので無視。ムシが苦手な方は、間違っても10月に来てはならない区間だ。 |
恐怖の畑を抜けたあたりの奇妙な地名。どめき?どうめき? | |
東京へ帰る前に、以前駅構内から見ただけに終わったケハ601に会いに行く。これは日本初のステンレス気動車らしいが、早々と廃車されており、倉庫として第二の人生?を歩んでいる。 自転車を戻し、キハ22が阿字ヶ浦へ向かっていったので折り返してくるのを待って帰路へ。ちょうど下校時間と重なってしまったが、板張りの床、DMH17のエンジン音、それと前面展望を楽しむことが出来た。 | |
採集成績 コニワハンミョウ 11?exs. 水生昆虫を甘く見てはいけない。 | こちらもご覧あれ。 その1 その2 |
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