このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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しかし、3時半ころ、目が覚める。なにやら話し声が聞こえる。誰かがいる!
しかも使用言語が日本語ではない、何てこった!!もしかすると彼らは強盗か?
下手に動くと刺されるかもしれない。とりあえず落ち着いて、会話を聞き取ってみよう。荷物はこの際くれてやる。
どうやら、彼らはアメリカ?人のカップルらしい。浜辺でひと時の語らいを楽しんでいるらしい。
しばらくじっとして考えてみるが、彼らは善人であるとの決断を下し、起き上がってすぐさま荷物を持ち逃亡。
こういう時、目が悪いことを後悔する。予想通り、彼らは私に無関心であり、荷物からは一切の物色の痕跡を見出すことは無かった。
あとはもう気が楽で、のんびり駅に戻る。一番列車が来るまで、駅には誰も来ず、至福の時だ。
単行の一番列車に乗客は居らず、けれど車掌はおり18きっぷにサインをしてもらう。ワンマン列車に慣れているだけあって貴重な経験だ。
次の二木島でおばあちゃんが乗車するが、そこから先は記憶が無い。せっかく紀勢線の車窓を楽しみにしていたのであるが、睡魔には勝てなかった。
またいつか訪れよう、景色が変わる前に。
その間にも汽車は進み、多気で降りるといつの間にか4両の気動車が加わっている。何だか、ローカル線区での比較的長い編成は心惹かれるものがある。
撮りがいもありそうだ。
ここで参宮線に乗り換えて、鉄道唱歌を思い浮かべながら伊勢へ。
伊勢市より外宮へ。一言で感想を言うと、暑い! 
内宮は結構広く、歩いていて疲れる。おかげ横丁でかなりお土産を購入。ちょっと使いすぎたか
※いちおう、この旅行の主たる目的であった伊勢参宮だが、あっという間に終わってしまった。期待していた方々、申し訳ないです。
ここからCANバスで夫婦岩を目指すも、まさかの有料道路経由を体験。どうりで運賃が高いわけだ。
そして岩の写真を撮ろうとするが、ついにGXが昇天。こんな所で、どうしてくれるんだ...電池のせいでもなく、いくらスイッチを押しても動かず、諦めて駅に向う。
しかし、無理やりレンズをしまい込むと起動することが分かり、慌てて引き戻って撮影。それでもかなり調子が悪い。今まで手荒く使い続けていたから扱っていた罰が当たったのだろうか…
それでも予定より1時間も早いのだが、行動は続ける。暑いのに待っていられるか。
伊勢市駅のロッカーに不要な荷物を詰め込み、快速みえで松阪に行くが、危うく寝過ごしてしまいそうになる。
名松線は休日だからか、思った以上に乗客がいる。車窓はのどかで、どことなく久留里線に似ている印象を持つ。タブレット然り、家城駅然り・・・
終点伊勢奥津まで乗りとおし、駅前をウロウロしていると防火水槽に蒼い宝石が!初めて見る、オオセンチコガネのルリ色よ。
少々腐っていようが、気にするまい。思えば、これがこの旅行の初採集。
今乗ってきた列車に乗って折り返していくが、まさに駅を発った刹那にわか雨になる。雨男を自負している私にしては珍しくも難を逃れる。
その後は、亀山経由で四日市に出て、父の車でおじの家まで送ってもらい、夕食を頂いて桜花台へ。

翌日へ

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