このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

8/9
8/8、ML信州に乗車する所から今回の旅は始まる。
車両は6両、今まで乗ったことのない”あさま色”だ。
車内では【夏物語】と格闘するも、途中で寝に入る。
8/9、最初の計画では小淵沢(309着)で下車して採集をして行こうと考えていたのだが、 段々旅程を煮詰めていくうちに、そんな余裕がなくなってきたのでそのまま通過。
で、松本で下車。次の乗車まで時間があるので、附近を散策しに行く。
中津川までの中央東線は、道中の殆ど寝てしまい、寝覚ノ床を見過ごしてしまう。 でもしっかり、南木曽でキヤ97を目撃。中津川にて、セントラルライナーで名古屋まで。
名古屋から快速みえで一挙に終点鳥羽まで向うわけだが、紀勢線で発生した信号トラブルの 影響で列車が遅れてしまい、鳥羽で接続予定の近鉄志摩線に乗り遅れてしまう。 (ちょうどホームについた瞬間に、列車に走り去られた!)
仕方なく、駅を出てすぐの休憩所に昼食を摂って、気を取り直して鵜方へ。
なぜ、わざわざ鵜方に来たのかというと、ここにはウガタオサムシという鵜方特産の ミカワオサムシの亜種が分布しているからである。他にも三重には多くの亜種が確認されており、 オサ屋にとってはまさに聖域なのであるが、なにぶん三重、特に南勢地域の交通の便が悪い のが大きなネックである。
その中で鵜方を選んだのは、このような条件化の中では比較的訪問しやすく、また生息範囲 がそれとなく推定できたからであった(私が最も大変だと思うのはミハマオサムシ)
さて、実際に地形図で目星をつけた辺りに向おうとするが、暑すぎて、住宅が思った以上に多い。 PTを仕掛けられる場所がないかもしれない。しかし、何とかして、棲息していそうな環境を 見出し、アニマル被害を考えて酢酸を入れたコップを仕掛ける。そばにある側溝には、オサ堀 の弊害であることは間違いない土で溢れかえっていた。そこを掘ってみるとミミズが沢山出てきた ので、そこにもいくつかコップ(ベイト無)を埋めてみる。
地面を掘っていて感じたのは、とにかく乾燥していて生き物がいないということだ。 はっきり言って、落ちていたらラッキーだと思ったほうが良い感じだ。
汗だくになって設置が完了し、今来た道を引き返し松阪へ向う。ここで入浴と買出しを済ませ、 いざ本日の目的地、新鹿へと向う。時間が余っているので、途中の紀伊長島で下車してみる。
しかし、降りてみると駅周囲で稼動しているのは自販機くらいしかなく、家々も静まり返っている。 こんなにも静かな所だとは思っていなかったので非常にビックリした。この辺りでも寝られそうだ。
最終列車で新鹿に到着。ひとまず海岸に行って見るが、真っ暗で何も見えない。ヒョウタンゴミを 探そうと思っていたが、これじゃあらちが明かない。
ふと空を見ると、満天の星空が広がっている。気のせいだろうか?流れ星が見えた気がした。
やっぱり駅よりここで寝たほうが良さそうだ。しばらく夜空を眺めているとり流れ星(ペルセウス座流星群?)が確認できた。なんという綺麗な空だろう。何がどんな名前だか全く分からないが、眺めていると 色々な想いが交錯して、今までの行動で得てきたどんなものにも変えがたい”何か”と見つめ合ったような... うまく言葉で表現することが出来ないのがもどかしい。
奥多摩での反省を活かし、バスタオルをかけて寝ることに。あと一つ、流れ星を見たら目をつぶろう。

翌日へ

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