このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
【第一章 テツ分補給プラン】 年明けごろから”卒業旅行”の話題がしばしば登場するようになり、ハコネと聞いた私はすかさず”別行程”を考える。 集合時刻と金額との兼ね合いを慎重に判断した結果選ばれたのが”伊豆箱根鉄道大雄山線”である。 小田原から出ている3つの私鉄のうち最も知名度が低いであろうこの路線。 そして610が未乗車である唯一の私鉄線でもあった。 〜・〜・〜 5時39分。川崎駅にやってきたのは373系特急型電車。 ”ムーンライトながら”に使われる車両である。 J R:川崎—小田原間 ¥1,110 小田急:新宿—小田原間 ¥860 JR線の方が運賃が高い。 同じ運賃を払うなら、グレードの高い電車に乗って移動したい気持ちはテツ分濃度が薄めの方でもお分かりいただけるでしょう。 ちなみにK氏が参加した場合は、東京駅7:24発の185系利用の普通電車に乗車予定でした。『鉄道唱歌東海道編』を聴いて充分テンションを高めて小田原を目指す。 〜・〜・〜 大雄山線乗り換え。和田河原へ。 33Rの方には理由がお分かりいただけるだろうか(笑) 山を目指す途中の河原に写真部ウケするイスが多数設置されていて その河原の両岸を埋め尽くす桜と菜の花の鮮やかさに心を奪われて 大量のツクシを見つけては摘んでカンダタへの手土産がわりにして いつの間にか道を間違えた。読図好きな癖に重度の方向音痴なんです。 【第二章 オサ掘り解禁】 とりあえず目の前の林道にアタック。半ば土に還らんとする朽ち木に手を出してみると・・・ 土の中から、小さな宝石が出てきた。間違いない。これはオサムシ!! 一年以上あったオサ掘りのブランクは、朽ち木への一撃によって砕かれ展足技術の悲惨すぎる退化とし相殺しあって清算された。 もしK氏が参加していたら、時間の都合や”寄生虫感染”の恐れもあって虫採りは出来なかっただろう。 彼の勇気ある辞退に私は感謝せねばならない。かといってお礼にオサムシを渡されても困るだけなんだろうなぁ... それから場所を変え、さらに追加。珍しい”緑型”にも恵まれ、独り山の中でガッツポーズ。 晴れて卒業旅行に参加できそうだ。 【第三章(オマケ) 闇掘り】 18日朝5時。語りもひと段落ついたのかは分からないが、610は勝手に塔ノ沢へ向かう。 旅行中も時間さえあればカラダは虫を追い、目は乗り物を追っている。何も個人旅行に限ったことではないらしい。 夜は明け始めているが、外灯も無い山道(※舗装道路)を歩くのは何とも妙な心地。川の音が聞こえなかったらやってられない。 着いた場所には石仏が。その先には林道が・・・さすがにこれ以上続けるのは無理だと悟り、宿に戻る。 塔ノ沢の雰囲気が個人的にお気に入りで、ここで粘って写真をあれこれ撮りたかったが...またいつか。 【採集成績】 ・アオオサムシ 1♀ ・ルイスオサムシ 4♂5♀ オサムシなどの写真は こちら から のりもの中心の写真は こちら から ご覧下さい。 |
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