このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

12/03 ぶらり裏高尾

 

 

今回は石起こし採集といって、文字通り石をぶん投げてその下の昆虫を採集するということを

しに裏高尾まで行ってみました。

石起こしなんか夏やってもいいような気もしますが私の場合、ヘビなどが越冬していていないのと

ナメクジがいないという理由でこういうことをすることにしました。

 

4時半に起床し、アップルパイの朝食。早起きもなれたもので、すぐ準備が完了し、六郷土手駅へ。しかし、家を出ると、地面がぬれています。しばらく経たないうちに、メガネがぬれる。空は曇っていて、今にも一降り来そうです。昨日の天気予報では晴れだと出ていたはずですが…

¥120残っていたパスネットがあるので、それに¥10を追加して乗車券を購入。下り一番列車を待っているとホームの屋根を打つ強い音がしてきます。雨です。大丈夫でしょうか?

ほどなく列車がやってきましたが、これが新車の1441Fでした。駅に近づくとき、写真を撮るか迷い、人が多いのでやめたのですが、悔やまれます。VVVFの駆動音も滑らかに、あっという間に京急川崎に到着。乗ってくる人が結構います。私みたいに朝っぱらから遠出するような人ではなく、午前様な人がいたような気がしました。

駅を出てJR川崎駅に行くのですが、雨はもう止んでいました。一体なんだったのでしょう、あの雲め。

川崎から東海道本線で一駅、品川へ出ます。そこで山手線に乗り換え、渋谷へ。井の頭線との接続は3分で、予定を立てた段階では大丈夫だろうと思っていましたが、山手線の最後尾に乗ってしまったため井の頭線との乗り継ぎ場所まで歩かなければならず、券売機が見えてきたときに予定の電車はすでに発車して行ってしまいました。

これで予定が狂って、高尾駅で接続のバスにも間に合いません。次は1時間待ちなのですから、歩いていっても同じだろう。ということでバス代をケチることに決め、次発の電車に乗り込みます。

明大前で京王線に乗り換え、北野を目指します。路線図で見ると、北野までは結構な距離がありますが、この時間帯京王は各駅停車しか走っておらず、とても時間がかかります。本を持って来ようかと思い、結局持ってこなかったので暇ですので外の景色を見ていたのですが、京王の普通列車は8両か10両で、京急とは違うなあと思っていました。

北野で高尾線に乗り換えます。右の写真はそのときの回送列車です。流してみましたがピンが運転席のドア近くになってしまい失敗。

ほどなくして高尾山口行きの列車が到着、高尾駅までの乗客となります。車内には先ほどからですが、中高年の登山者が目立ちます。木下沢にはこんな人がたくさんいるのかなと思うといやになってきました。

高尾に到着。京王側の出口は南側なようで、北側のJR側まで行きます。するとそこには車内よりもたくさんの中高年がいて、バスを待っています。

バスを待っているのは面倒なので、木下沢まで歩いていくことにします。途中道を間違えて日影バス停につくまでにバスに抜かされてしまいました。救援用のバスまで出ていて、日原並みに人が来るんだと驚きました。こんな状態なら高尾山はもっと混んでいるのでしょうか?行きたくないですね。

下の2枚は途中の荒井バス停付近で見かけた分校。生涯で初めて生の分校というものを見たのですが、まさかこんなに小さいものだとは思いませんでした。校舎の状態がきれいなので平日に行けばここに通っている子供たちを見ることが出来るのでしょうか。

※この分校は今年度いっぱいで閉校とのこと。

日影沢林道に進入する軽トラ。私は反対の木下沢林道を目指します。

木下沢に到着です。まずここで木下沢におりて石起こしを試すのですが正体不明の節足動物しか出ません。ゴミムシは越冬してしまったのでしょうか?

次は涸れ沢を登り、同じことをしてみますが、ムカデやヤスデ、節足動物は出ますがゴミムシは出ません。これじゃあ何のために来たのかわからないので横の崖をスコップで崩すと真っ二つのゴミムシゲット!泣くにも泣けません。場所を変えてもう一度崩すとやっと完品をゲット。ホソモリヒラタゴミムシというのに似ています。

ほかの沢に行く途中に中高年グループを発見、やり過ごすために小さな崖を崩すとイシノミが現れました。ピョンピョンするので逃げられそうでしたが何とか捕獲。グループが休んでいたので抜かし返し、別の沢へ。ここでガロアムシ幼虫を見つけました。パッと見コムシにも見えそうですが、足が長かったり体長も大きかったりで一瞬でそれと分かりました。初採集なので大変嬉しいのですいが、残念なことに右の尾毛が切れていました。これは完品な成虫を見つけるしかないと、ゴミムシ探しからガロアに変更することになりましたが追加は得られず。昼食にするため、沢を降ります。

KOGESAWAが左によっていませんか?

とりあえずご飯の場所を探します。私のこだわりとして、川辺で飯を摂りたいなと思ったのでそれらしき場所を探していたのですが、そのような場所はなかなか見つからずに、標高は随分上がり、沢の音もしなくなってしまいました。ちょっと休憩して、今来た道を下ります。そのときに撮ったガガンボを1枚。12月だというのに元気に飛び回っていました。

私が座った目線で撮影。

結局上の写真のように、滝が見える大きな石の上で落ち着きました。ここでの飯は格別でした。おにぎりとみかんだけでも、場所によっては立派なランチになるものです。

あと石に渡るときに右足が濡れなければ最高だったのに…

昼食後、ガロアのいた沢を再び目指します。先ほどよりかなり上まで登って捜索開始です。ほどなくアオアトキリゴミムシと思われるものを採集(下)、そしてガロアの成虫っぽい♂(右下)も

無事に見つかりました。

大事に採集したつもりですがちょっと触れてしまい、右尾毛はすでになくなっていました。

結論的に、ガロアムシの右尾毛は切れるということを学習、これを頭に入れて再度完品を狙いますがどの石を起こしても出てきませんでした。

 

ガロアムシがいた沢を上から。水分を含んだぶよぶよ杉がたくさん倒れていてとても邪魔です。

 

生態でなく申し訳ございません

※沢を登るのは危険です。何の目的も無しに登るのはやめましょう。またこの旅行記を見たからといって実際に沢登りをして怪我をしても責任は負えません。

石を投げるときも落石などに十分注意して、なるべくは元の場所に戻してください。

料金やその他に関しては 日記ジオログ をご覧ください

採集成果

ホソモリヒラタゴミムシ?3exs.

アオアトキリゴミムシ?1ex.

ガロアムシ♂ 2exs. (うち1♂幼虫)

イシノミ 1ex.

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