このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

瓜破遺跡 発掘体験(2007年7月・大阪市)

弥生時代を代表する有名な大阪市平野区の瓜破遺跡に行きました。
貴重な発掘体験をさせて頂きました。

遺跡についての説明などをして
もらっています。
この遺跡で見つかった貴重な遺物
を間近に見せて頂きました。
上の写真は旧石器時代の
打製石器です。サヌカイトから
できています。二上山の石です。
左下の3つは矢尻。右上の物は
石包丁。手前は縄文時代、上は
弥生時代のものです。
上の茶色っぽいのが土師匠器。
下の灰色っぽいのは須恵器。
須恵器は高温で焼かれています。
触らしてもらいました。土師器と
須恵器を比べると後者の方が
分厚くかつ堅かったです。
竪穴住居の跡です。白く囲まれて
いるところへ別の土が積もって
いったので他と色が違います。
ここから昔柱のあった場所などを
見つけ出します。
作業員さん達が発掘調査をしてい
るところです。
この人達は溝と思われる所の
調査をしています。
この遺跡の発掘調査には多くの
人が参加していました。
発掘調査には大きな機械なども
使っていました。
発掘調査の一部に参加させても
らいました。
土器などが出土した時、地層や土
土の色を見ればだいたいどの時
代のものなのかがわかります。
貴重な経験をさせていただきまし
た。
さっそく発掘を開始。
どんどん掘っていきます。
ここは竪穴住居の柱を立てた穴
の跡の可能性があるそうです。
期待していても、遺物はなかなか
出てきません。
強い太陽の日射しの中、ひたすら
作業を続けていきます。
地層を見るため、半分残して掘っ
ていきます。学芸員の方が丁寧に
指導してくださいました。
意外と浅く、柱の穴ではなくてた
だのくぼみに土がたまっただけの
ようです。
少し疲れてきましたが、まだまだ
頑張ります。
竪穴住居の雨水を流すための側
溝の跡も掘っていきます。
部員の一人が石器を見つけまし
た!28000年前の旧石器だそう
です。すごい発見かも…。
20㎝ぐらい掘っていたが土の色が
同じなので、柱の跡だと分かりま
した。
学芸員さんから「土」について説明
を受けています。縄文時代の「黒
い土」の部分を掘ります。
柱の跡のような所は、他の場所と
土の色が異なっています。
鹿児島湾を形成するほどの大噴
火で飛んだ火山灰は、年代を知る
手がかりです。
この大噴火は約二万八千年前に
起こりました。
このときの灰は、青森県や北朝鮮
の辺りまで飛びました。
火山灰のガラス質を見ています。
この火山灰をおみやげに頂きまし
た。ありがとうございます。
標高1メートルあたりまで掘り下げ
られた所へ降りていきました。6㍍
半ほども掘り下げています。
約二万八千年前の九州の火山の
大噴火で飛んできた火山灰の層
を見ているところです。
少し離れたもう一つの発掘現場です。
湧き出る水や昔の住宅のコンクリ
ートの柱など、障害も多いとおっ
しゃっていました。
このときは奈良時代のあたりの地
層を掘っているそうです。学芸員さん
本当にありがとうございました。
花塚山古墳です。
大阪市内で地表に表れて確認さ
れている数少ない中の一つです。
石碑には円墳と書かれていました
が、測量をすると四角かったので
方墳かもしれないとおっしゃってい
ました。
この頁は部員が作成しました。貴重な体験となりました。
お忙しい中お時間をとって頂いた学芸員さんありがとうございました。

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