このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

テレマークスキーとは


Telemark Ski
北海道・余市岳・山頂北東斜面を滑る

 テレマークスキーとは、「ノルディックタイプ」のスキーの一つです。スキーは古来、北欧での積雪期の交通手段として使われてきました。このノルディックスキーの特徴は、靴の爪先だけがスキーに固定され、かかとは固定されていないことです。

 その後、アルプス地方の急峻な山々での滑降性能を重視した「アルペンスキー」が生まれ、滑降にはもっぱらこのスキーが使われてきました。しかし、20年ほど前になってノルディックスキーで滑降できる「テレマーク」技術が再認識され、「テレマークスキー」として復活したのです。少し前のアルベールビルオリンピックの開会式では、聖火を持ったテレマーカーが滑り降りてきたそうです(残念ながら、私は見ていない)。

 この「テレマーク」という滑降技術ですが、上の写真のように、スキーを前後にスライドし、外側のスキーを前に、内側のスキーを後ろにしてターンします。踵が固定されていないので、スキーを前後にスライドしてバランスをとっているわけです。

 このスキーの特徴は、何と言っても「歩行」と「滑降」の両方が、そのままできると言うことでしょう。踵が固定されていませんので、普通に歩くことができます。滑降の際は上記の「テレマークターン」を使うわけです。また、ビンディングが非常に単純な構造で、重量が軽いのも特徴です。ビンディングには「3ピンタイプ」と「ケーブルタイプ」がありますが、靴底に負担をかけない「ケーブルタイプ」(下の写真)が滑降を伴う山スキーには向いていると思います。

Telemark Ski
北八ツ岳・高見岩


テレマークスキー / 山スキーツアー / 登山 のページへ戻る
Iwamarker のホームページへ戻る

Last Modified 28 March, 2002

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください