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2003, Feb., 12 今日はイスラムの大事な日。この時期にはインドネシアからも多くの人がメッカに行きハッジ(haji)の称号を貰います。
11日夜からジャカルタのあちこちにあるモスクではお祈りの声が響きまくっていました。
こういう大事な日は運転手もメイドも朝からは来てくれません。
家におとなしくいても良いのですが、折角ですからポットン・カンビン(山羊の首切り)でも見に行きましょう。
この日の数日前からあちこちで山羊や牛がたくさん繋がれている光景が多く見られますが、これらの山羊や牛は、今日、捧げられるために繋がれていたわけです。
12日もやはり朝からお祈りの声が聞こえ続けます。
午前9時をまわったら近所のモスクへ行ってみましょう。
いつもと変わらないモスクですが、妙に人が多いです。しかも、山羊やら牛やらがたくさん集結させられています。
それでは、右側の人混みの中を覗いてみることにしましょう。
地面に穴が二つ開けられています。
この穴の上でどうやら可哀相な山羊たちの短い命が絶たれるようです。
穴の近くには血まみれのナイフを持った血まみれの男が立っています。
どうやら彼が死刑執行人のようです。
子供達が見ている目の前で泣き叫ぶ山羊たちが次々と穴に連れてこられ、大人三人係で押さえつられ、のどを死刑執行人に切り裂かれます。
当然大量の血が噴き出しますが、穴はそのために開けられているようで、大部分の血は穴の中に落ちます。
当然周りの人にもかなり返り血がかかりますけどね。
のどを切られた山羊はすでにぐったりとなり、体を痙攣させたまま簡易死体安置所に直行させられます。
中にはまだ痙攣している物、切られたところからまだ血を吹き出している物もいたりしてなかなかすさまじい物があります。
死んでしまった山羊たちは早速皮をはがれ、さばかれていってしまうのです。
最近はインフレの影響で山羊の値段も上がっているらしく、あまり大きくない山羊でも70〜80万ルピアほどもするようです。
と、言うわけで、一見の価値はあるかと思いますが、日本人は子連れで行かない方が良いかも。
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