このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



有田鉄道  2002.9


 和歌山県の有田鉄道は紀勢本線藤並駅から分かれて金屋口まで5.6キロの小さな私鉄です。鉄道事業は縮小に縮小を重ね、現在では平日に1日2往復しか列車がありません(日祝は運休)。それも残念ながら今年度末にはとうとう廃止になることになりました。そうと決まったら再訪せずにはいられません。以前来たときもそうとうすごい鉄道だなとは思いましたが、9年ぶりにみた廃止目前の姿は…。



紀勢本線藤並駅の上りホームに接続している有田鉄道の駅で発車を待つレールバス。まだ昼だがこれが今日の最終列車。中央の小屋が一応駅舎。

昔は乗車券を発売していたが、窓口はとうに閉鎖。

鉄道は平日と第1,3土曜のみ2本しかないのに、バスは17本もある。

運転台の時刻表。なんと運行ダイヤは10秒きざみ。金屋口行きが上り列車(偶数列番)なのは意外。時刻の誤植はご愛嬌。

雑草が生い茂る線路を走り出す。

田殿口駅に到着。ホームも草ぼうぼう。

土地柄、両側はみかん畑が多い。赤いのは曼珠沙華。

下津野駅手前に×印がついた腕木信号機が残っている。いつの時代のものだろう。

これでも現役の鉄道線路。時速は30キロほど。

御霊駅からはちゃんと乗る人がいた。

御霊を発車してすぐの踏切。驚いたことに列車が近づいても遮断機が開いたまま。よく見ると左側に係員がいて車を制止している。

その次の踏切も開いたまま。当然ながらここも監視員がいた。

終点の金屋口に到着。

ホーム壁の駅名標。こんなヘッドマークをつけて列車が走っていた時代もあったのだろう。

金屋口駅舎。9年前と変わらない。

駅の窓口。

帰りはもう列車がないので小型バスで藤並へ。


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