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中国鉄道管見  2003.8


 初めて訪れた中国。見るもの聞くものがすべて興味深く、おもしろい旅でした。あまり鉄道に触れる機会はありませんでしたが、それでも多重ループ線が連続する名だたる山岳路線である昆明〜成都の成昆線に乗ったり、成都近郊では入換え用に残る蒸気機関車を見たりすることができました。




成昆線の夜行快速列車

雲南省の省都、昆明の駅は新駅舎の工事中。これは仮駅舎。

駅の改札口へ向かう。手荷物のX線検査もある。

非典型肺炎、すなわちSARSの検査?別に体温チェックしているようすはない。

ホームへの案内板。成都行きK114列車は一楼(1番線)から。列車の行き先には北京西、上海、广州などの遠方の駅名もある。

ホームに入線しているK114列車。編成は長い。各車輌に乗務員がいて、切符をチェックする。

中ほどの10号車が軟臥車すなわちコンパートメント式A寝台。

列車のサボ。快速K114列車は、昆明13:07発・成都翌7:40着、1100 kmを表定60 km/hで走破する。

昆明郊外の山間を昇っていく。超大編成の先頭にたつのはSS3電機か。

广通〜元謀間のループ線区間。これから登ってゆく線路が車窓に見える。

同じく、通ってきた線路を眼下に見下ろす。

山あいにはいって、寄り添うのは長江の上流。さすがに水量は豊か。

攀枝花駅到着。ホームにはなぜか青いバナナが山積みに。

ホームの売り子。ビールも売ってるけど冷えていない。

一夜明けて、四川省は雨。成都間近の駅を通過。

四川省の省都、成都駅。

軟臥車乗車券。390元は日本円にして約5500円ほど。




成都市外の蒸気機関車


成都市の郊外にある貨物駅の入換用に細々と生き残る蒸気機関車、上游SY1190機。

後方から見る。テンダ側面が切り落とされているのは逆行運転のためか。軸配置は従輪をもつ1D1のミカド型だが、車体はD51よりはずっと小さく、ちょっと8620を思わせる。

なんと現役蒸機の運転席に添乗して動かしてもらった。助士席側から前方を見たところ。

運転士側をみる。視野が狭いのが残念、もっと広角のレンズがほしいところ。

同じ構内いたこれは廃車になっている6312機。




簡陽市内にて


成都と重慶を結ぶ成渝線を行く南寧行きK139列車。簡陽駅手前にて。牽引するのは韶山SS3型電機。

逆方向の成都方面行き貨物列車。牽引機は同じ。日本ではもう見られない雑形貨車が連なる編成。

重慶方面行きの貨物列車は驚いたことに三重連。次位機は回送かな?


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