このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



鉄道用地を走るJRバス  1999.10, 2000.3


 鉄道線路のために建設された用地を走るJRバスが全国に2ヶ所あります。ひとつは、奈良県の五条市と西吉野村城戸(じょうと)の間の未成線(五条と和歌山県新宮を結ぶ予定の五新線を途中まで建設して断念された跡)を走るJRバス阪本線、もうひとつは福島県の白河と磐城棚倉を結んでいた国鉄白棚線の廃線跡を走るJRバス白棚線です。いずれも線路用地内はJRバス専用道路で他車通行禁止になっています。



奈良県の阪本線は和歌山線五条駅を出て紀ノ川を渡り、町外れの交差点からすぐに専用道路にはいる。その後は終点の城戸まで山間を行く。

対向バスとの交換。道路は単線?なので交換箇所が設けてあるのは鉄道みたい。



終点の城戸あたりは山深く、トンネルもある。

終点の城戸で降りて下を走る国道から未成線橋梁を見上げる。橋の左手が城戸駅、右手さらにトンネルを穿って阪本方向へ線路敷きは伸びている。




福島県の白棚線は対照的に開けた田園を行く。開けているぶん線路跡は道路と一体化して失われている部分が多く、バスは一般道路から専用区間に出たりはいったりする。磐城棚倉からしばらく一般道路を走って専用区間への入り口。

こんな感じの近郊区間がほとんど。

他車通行禁止の表示。

鉄道の雰囲気を残した切り通し区間もある。



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