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日高本線大狩部駅 2011.8.24
日高本線の大狩部駅に行ってきました。太平洋を望むすぐ海際にある駅で南西側が開けているので、夕空の金星、水星、細い三日月などがきれいに見えるだろうと、以前から目星をつけていた場所です。最初に行こうと計画したのはもう7年も前だったのですがそのときは諸事情で実現せず、やっと7年越しの願いがかなったというわけです。ただし夏の昼間なので星見とは無縁でしたが(笑)。
ここは秘境駅のひとつとしても知られています。短いホームの前がすぐ海で、後背地は国道で山側の集落とは隔てられた狭い空間にあるせいでしょう。ただし、土手上を通る国道はかなり車の通行量が多く、その反対側は民家と畑の田園地帯ですから、秘境といえるかどうかは微妙ですね。車でも容易にアクセスできます。
平成23年8月現在、停車する列車は下り8本、上り6本で、列車だけで行き来するには時刻表をきちんと調べておかないと2時間とか待たされます。ただ、天気のいいときなら海を眺めて周囲をうろついていれば1時間くらいはすぐに経ちます。ぼくは今回滞在時間44分(時刻表上)でしたが、物足りなく感じました。もう少しいたかった。ちなみに背後の国道を道南バスの路線バスが通っています。苫小牧〜静内便が1日3便、平取〜静内便が1日1便です。バス停は駅から人道トンネルを抜けて反対側の車道に出て右へ2分くらいの交差点に大節婦停留所があります。バス時刻は
道南バスのwebページ
のPDF版時刻表の郊外路線の【日高・平取・静内版】にあります。大節婦停留所の通過時刻は載ってませんが、時刻表のトド岩高原と節婦の間、トド岩高原から2分、節婦から4分の位置にあります。
海風で錆びた駅名標。以前並んであったという泉ピン子の映画ロケ地云々の標識は今はない。左側に広場に上がる石段と待合室が見える。
停車中のJR北海道色キハ401700代車単行2227D。ホームは1両分と少ししかない。
階段を上がった広場から停車中の気動車をみたところ。背景は真っ青な太平洋。
ホームから下り節婦方面を望む。右手に延びた防波堤の付け根が節婦の町。わりと近い。
ホームから上り厚賀方面を望む。小山が迫っていて先が見えない。右上方に国道が山を越えているのが見える。ホームの少し先に路盤の色が薄くなっているところが、右手広場から降りてくる道路が横切っているところ。そこは防波柵が途切れていて海側に出られる(後述)。
ホームから石段の上の広場を見たところ。ブロック造りの待合室がある。
待合室。中は暗く、長椅子が設置されているが清掃されておらず砂まみれで座れるものではない。入り口すぐ左手に旅日記ノートがぶら下げられている。ペンはないので持参すべし。
ホーム側から待合室の右手にある簡易トイレ。中はどうなってるか未見。
待合室前の広場からホーム側を望む。線路のすぐ先は海だが、岸壁に打ち寄せる波をよけるための防波柵が設置されていて見通しは良くない。
広場から右手に国道へと続く道路の上方から駅を望む。待合室と簡易トイレの間を道路が通ってその先に扉で仕切られて海岸へと続いている。線路を渡った先の防波柵が切れている部分へつながっている。後ろ側の国道からこの道への入り口はチェーンがかかっている。
国道からの取り付け道路の入り口から節婦方面を望む。右手の防波柵が途切れている部分が大節婦川橋梁。左手の国道の脇にバス停と待合所が見える。
反対側の厚賀方面は小山を越える上り坂でトド岩高原へと向かう。右上に牧場。
広場からホームとは反対側に国道の下をくぐって山側の集落へ抜けるトンネルがある。
ホームから石段の先の広場とトンネル、左手の待合室の位置関係。トイレはフレーム外の右手にある。
トンネルの抜けた先はすぐに国道から山側に分岐した道路がある。そちら側からトンネルを見たところ。奥に海が見える。
広場から右手の国道へとつながる道路の反対側、左手は海岸へと降りて行くが、扉で閉じられている。人は横の隙間を通れる。
ホームから上り厚賀よりに線路を降りて歩いたところにその道路の交差部があり海側は防波柵が途切れている。上方は扉があって広場へつながっている。
道路の交差部から大狩部駅ホームを見たところ。
防波柵の途切れたところから海側に出ると、10メートルくらいの絶壁になっていてところどころ護岸がしてある。海はどこまでも青く輝いていてまさに絶景。
海岸から厚賀方面を望む。大波が絶壁に当たって砕け、しぶきが盛大に上がっている。線路を守るためには防波柵が必要なことがわかる。
海岸から反対側の節婦方面を望む。護岸対策がしてある上を歩いて海岸沿いにたぶん節婦まで行ける。ただし大狩部駅の先すぐに大節婦川橋梁があるのでそこだけは迂回が必要(道路がすぐ)。
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