このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



第40話

ラティオス(敵対)との戦闘後、『オーブ』は広場に戻った。が、休む暇は無かったのだった。
「ネイティオが動きましたわ・・・。」
キュウコンが呟く。
「えっ・・・。」
ラティオスが言う。
「貴方達にも聞こえるでしょう?」
キュウコンが言った。
「なんか、聞こえるな。」
バシャーモが言う。
「一体、なにを・・・?」
サーナイトがかすかに聞こえる声を聞き取ろうとする。
「声が、大きく・・・。」
ラティオスが呟く。段々と声が聞き取りやすくなってきたのだ。
「空から・・・、星が・・・。」
途切れ途切れに声が聞こえる。
「大きな星が、近づいている!」
その声には焦りが込められていた。
「星が・・・、近づいている!?」
ラティオスが驚いて言う。
「世界のバランスが崩れたのもこれが原因ね。」
キュウコンが言う。
「この星が、世界を破滅に導こうとする者、と言う事ですか?」
ラティオスが聞く。
「いいえ。」
キュウコンはあっさり否定した。
「星は手段に過ぎないわ。」
キュウコンは続けて言った。
「星を呼び寄せた者が、世界を破滅へ導こうとする者ですわ。」
キュウコンが言った。
「星を呼び寄せるなんて、できるのかよ?」
バシャーモが聞く。
「その力さえあれば。」
キュウコンが答える。
「でも、相当な力を必要とするのでは・・・?」
サーナイトが言う。
「相当な力の持ち主よ。だから、並大抵の強さではありませんわ。」
キュウコンが言った。
「それを倒すことが、世界を守る事であり、僕の使命・・・、と言うことですね?」
ラティオスが言う。
「そう言うことになりますわ。」
キュウコンは微笑みながら言う。
「その者の名はミュウツー。西の洞窟にいますわ。」
キュウコンが言った。
「ミュウツー・・・。」
ラティオスが呟く。
「ラティオスさん・・・、私・・・。」
ラティアスが話しかける。
「ラティアスさん?」
いつもと違うラティアスにラティオスは少し戸惑う。
「他の方は行くも行かないも自由ですわ。」
キュウコンが口を開く。
「相当危険な戦いになりますわ。帰ってこれる保障もありませんわ。」
キュウコンが言う。
「あまり迷っている時間はありませんけど・・・。」
キュウコンは空を見上げて言った。夜空を彩る星は今は少し不気味に見えた。

あとがき;物語は終わりに向け、急速に進みます。だからもう良くわかんないです。
ゲーム上ではこれから天空の塔に向かいますが、『オーブ』は違うんだなぁ、これが。

おまけ・・・。
キュウコン「それじゃあ、私はこれで。」
バシャーモ「って、帰るのかよ!」
キュウコン「ええ、貴方達と同行して疲労が蓄積しましたから。」
バシャーモ「ババくさい事言うんだな。」
キュウコン「言いたい事はそれだけ?」
バシャーモ「は?」
キュウコン「貴方も祟られたいようですわね。」
バシャーモ「なんでそうなるんだよ!」
サーナイト「あ、でもここから氷雪の霊峰ってかなり距離ありますよね?」
キュウコン「そうね。」
サーナイト「歩いて帰るのですか?」
キュウコン「そんな事しませんわ。」
キュウコンは不思議な魔力を使った!
キュウコン「それではみなさん、ごきげんよう。」
キュウコンはその場から姿を消した。
ラティアス「自分で自分を転送?」
ラティオス「そんな事もできるんですね。」

おまけのあとがき;キュウコンは住処へ戻りました。きっともう彼女の出番は無いでしょう。
たぶん・・・。良くわかんないおまけでした。


トップへ
トップへ
戻る
戻る



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください