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第50話

ラティオスの正体が今明らかに!
何も見えない、暗いところに居た。
ここは何処だろう・・・。何故ここにいる・・・?
答えを知ってるわけでもないのに自分に問う。
どこからか、声が聞こえた。
「やっと話せる相手をみつけた・・・。」
少し、挑発的な、でも、少し優しい声がした。
「誰・・・?どこにいるの?」
思わず問いかける。
「残念ながら姿を見せることはできないの。」
問いかけが帰ってきた。
「何故・・・?」
また聞いてみる。
「言っても貴方は信じないでしょう・・・。」
声が答える。
「貴方に頼みたい事があるの。」
声が言った。
「頼みたいこと?」
さっきから聞いてばかりだ。
「ええ。」
声は少し柔らかに言った。
「それは・・・、何ですか?」
恐る恐る聞いてみる。
「ある世界を、救って欲しいの。」
声が言った。
「世界を、救う・・・?」
暫くその意味が分からなかった。
数秒して、それがあまりにも大きな事態だという事に気付く。
「僕には、そんな力は・・・。」
世界を救うなんて自分には不可能だ。断ろうとした。
「私と、こうして会話している時点で、貴方は強い力をお持ちですわ。」
声が優しく言った。
「ですが・・・。」
そんな事言われたって・・・。
「確かに、生身の人間である状態では不可能かもしれませんわ・・・。」
続けて声が言った。
「えっ・・・。」
その言葉の深い意味が理解できなかった。
「ですが、ポケモンならば、話は別ですわ。」
声には少しばかり自信が込められていた。
「ポケモン・・・?」
自分がポケモンになる・・・、と言うのか?
「どう?引き受けてくれる?」
誘うように声が言う。
少し・・・、と言うか実際かなり迷った。
自分には世界を救う力なんて無い。でも自分が何もしないとその世界は・・・。
「分かりました・・・。」
呟くように言う。
「引き受けてくれるのね。」
声が尋ねた。
「・・・はい。」
決心して答える。
「有難う。それじゃあ、貴方をその世界に・・・。」
声が話している時、僕は口を挟んだ。
「お願いがあります・・・。」
ちょっと勇気を使って言う。
「・・・何かしら?」
声が尋ねる。
「世界を救うまで、僕の今の記憶を、消してもらえますか?」
思い切って言う。
「・・・何故?」
当然の疑問だ。
「世界を救う事は、並大抵のことじゃないです。怖くなって逃げ出すかもしれません・・・。」
少し上ずった声で話す。
「ですから、そんな自分に負けないために・・・。」
後半は少し過熱してしまった。
「フフッ、面白い子ね。」
まるで微笑しながらのように言う。
「分かったわ。貴方の記憶、暫く預からせて貰うわ。」
声が言う。
「有難うございます。」
一応お礼を言う。
「それじゃ、貴方をその世界に送りますわ。」
声がそう言った。
「あ、あの!」
思わずまた話しかける。
「・・・今度は何?」
声に少しだけうんざりが混じっていた。
「あなたは・・・、何者ですか?」
たとえ記憶が今なくなっても、それが知りたかった。・・・何となく。
「私は、キュウコン。氷雪の霊峰に住んでいますわ。」
声が言った。
「・・・よろしいですか?」
キュウコン、と名乗った声が聞く。
「お願いします・・・。」
答えて、暫くしたら意識が遠くなった。
次に目が覚めたのは・・・、どこかの家のベットの上だった。

あとがき;言うまでもなく、ラティオスが『こっち』に来る前の話。やっぱりゲームから
かなりかけ離れていますね。ですが、ゲーム側の主人公はちゃんと設定してあるので・・・。


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