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第7話シラン編

光の源の正体は!?

輝きは消え、辺りは元の夜の闇に包まれた。
シラン達は光の源(と思われる場所)へ向かう。
「一体何が?」
少し近づくシラン。警戒しつつ奥を確認する。
「あ、あれは・・・。」
シランが呟く。
「ね〜、何があったの〜?」
メガニウムが呼びかけるもシランの耳には入らなかった。
シランはそれに見入っていた。
星型のような身体をし、今は静かに眠っている。あれは・・・。
「ジラーチだ!」
シランが叫ぶ。
「えっ?ジラーチ!?」
メガニウムも驚く。
「ん〜・・・誰?」
ジラーチがシランの方を見て聞く。
声が大きいので起きてしまったようだ。
「起きちゃいましたね。」
メガニウムが言う。
「何しに来たの〜・・・。」
ジラーチが言う。まだ眠そうだ。
「え?あ、いや、その・・・。」
シランは言葉を詰らせる。
(何しに来たんだっけ・・・)なんて思うシラン。必死に記憶を探ってると・・・。
「分かった。遊びに来たんでしょ!」
ジラーチが推測する。
「へ?」
読み込めないシラン。
「何して遊ぶ?」
楽しそうに言い、シランの周りを飛ぶジラーチ。完全なる勘違い。
「え、あ、っと・・・。そうだね・・・。」
完全に戸惑っているシラン。メガニウムの視線がなぜか痛い。
「あ。これな〜に?」
と、ジラーチが言い、シランのベルトについているモンスターボールを取る。
興味深げに眺め、いじっている。
「え?あぁ、それは・・・。」
シランが説明しようとした、その時。
「わぁっ。」
と、小さな悲鳴と共に、ジラーチがボールに吸い込まれた。
「あ・・・。」
シランが呟く。その場にいた者は、一瞬何が起きたか分からなかった。
ジラーチが誤って、ボタンを押し、捕獲されたのだ。まだボールは抵抗しているが。
それもつかの間、ボールは抵抗を止めた。抵抗と言ってもジラーチ自身、
何が起こったか理解できなかっただろう。
「ジラーチ、ゲットしちゃった・・・。」
シランがボールに近づき、手にとって言った。
お月見山の夜は、まだ明けそうに無い。


あとがき;なんかよく分からないままジラーチをゲットしたシラン君。強運だね。
なお、強運シラン君は暫くお休みとなります。登場まで暫くお待ちください。

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