このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



第9話

エンジュシティに着きました。
「で、なんでエンジュシティに来たの?」
リュウが聞く。
「え?あぁ・・・。」
カイトが答える。
「まさか遊びに来ただけじゃないだろうな?」
リュウが聞く。語尾に怒りが混じる。
「違うよ。」
カイトが答える。
「じゃあなんで?」
リュウ、さっきから聞きっぱなし。
「フスベの横だから、ラティアス次こっち狙うかなって。」
カイトが簡略に答える。
「成る程ね・・・。」
リュウ、納得する。
「チョウジタウンは?」
ちょっと経ってリュウが聞く。
「街の規模小さいかなって。」
カイトが答える。
「フスベから南下する可能性は?」
リュウが聞く。
「考慮しない。」
カイト答える。段々言葉が短くなる。
「東は?」
リュウが聞く。こっちも短くなる。
「同じ。」
カイトが答える。
「・・・もういいや。」
リュウ、やっと呆れる。
まだこの街は、平和だ。

エンジュシティポケモンセンター
「ラティアスが来るかも知れないのに余裕だね。」
リュウが言う。
「え?なんかすることある?」
カイトが聞く。
「ポケモン鍛えるとか・・・。」
リュウが答える。
「鍛えて怪我したらどうする?」
カイトが言う。
「まぁ、それもそうだけどさ・・・。」
リュウは反論できないようだ。
なんてことを言ってたその時、ついにそれは来た。
ドォン、と遠くから爆発音が響く。
「ん?なんかあったか?」
カイトが音を聞き取り、言った。
「君の予想が当たったんじゃないの?」
リュウが言いながら腰を上げた。
「ただの事故か何かだといいけど。」
カイトが言う。
「確かに。」
リュウが答える。
異様に冷静は2人はポケモンセンターを後にし、音のした方へ向う。
人だかりを発見し、その奥を覗き込む。どうやら建物が一つ破壊されたようだ。
「うわぁ。酷いね。これは・・・。」
カイトが言う。
「ラティアスは何処だ?」
辺りを見回すリュウ。
だがそれらしき姿は見当たらない。
「これで終わるはずは・・・。」
リュウがそう言いかけた時、上空の何も無い空間から光線が放たれた。
それは別の建物に当たった。爆音と共に無抵抗に崩れ行く建物。
リュウ達は、放たれた光線の先を目で辿った。
確かに光線は何も無いところから放たれていた。だが、彼らはそこに何が居るか分かってい
た。
「あそこだ!」
リュウが叫ぶと同時にカイリューを繰り出す。そして、そこへ向け飛び立った。
何も無い、だけど確かにそこに居る者を目指して・・・。

あとがき;第3回目の無差別攻撃がはじまってしまいました。リュウはやる気満々で応戦。
カイトは出遅れ、シランは登場すらしていない。こんな事でいいのでしょうかね・・・・。


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