このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

関東で捉えた岡機65

〜 注目機の仕業を追う 〜

2002.6.9 UPDATED



   JR貨物岡山機関区に配置となっているEF65は、休車中のものを除くと29両あり、うち一般型が21両、PF型が8両となっています(本ページ作成時点)。さらに一般型については、未更新機が9両いて、同じEF65一般型が配置される高崎機関区の1両のみという状況に比べ、未更新機に出会える確率はかなり高いと言えます。
今回は、関東で見られる(た)岡機65のうち、個人的に注目している機を取り上げてみました。

← 3461列車を牽引して東海道を下り始めたEF65 100号機。


一般型未更新機であることは、言うまでもないが、このカマの特徴は、パンタグラフが標準のPS17型から下枠交差型のPS22B型に換装されている点である。1998年10月の全検入場以前は、さらに乗務員室扉が更新機用のからし色のものをそのまま使用しており、文字通り異色のカマとなっていた。扉こそ青く塗られてしまったが、未更新機でPS22を装備するカマは、本機だけである。


本機は、1969年6月に川崎重工/富士電機のユニットで新製され、EF65一般型では4次型に属する。3次型との外観上の差異は、1位と3位(両エンドの運転席側)のスカートに切り欠き状のステップを設けた事である。


2000.12.23 14:10 東海道線 割畑〜鶴見 3461レ (岡A8仕業)
→ 4073列車を牽引するEF65 116号機。(!注 現在は4073列車は新鶴見機関区EF65の仕業となっています)


一見して普通の未更新機である116号機だが、ご存知の通り元JR貨物試験塗装機である。だから、と言うわけではなく、本機を取り上げた理由は別にある。


それは、その試験塗装機時代(当時は稲沢機関区配置)に、一般型には珍しく、ヘッドマーク取り付け用のパーツが追加されている点である。上の100号機と比較してもらえれば判るが、正面ナンバー下の取り付け用フック及びボルト、並びに正面下部ステップ中央にあるヘッドマーク受けがそれである。


せっかくパーツが揃っているのだから、ヘッドマークを付けて貨物列車を牽引する姿を見せて欲しいものである。

2001.2.17 13:40 東海道線 割畑〜鶴見 4073レ (岡A33仕業)
← 次位に、特大貨物輸送仕業に入るEF65 1078号機を従えて、3461列車を牽引するEF65 120号機。


本機は、更新機で唯一PS22B型パンタグラフを装備する。没個性的な更新機群にあって、一目でわかる差異を持つカマは、数少ないと言えよう。


本機は上の2両と同じく一般型4次型に属し、これまた同じく川崎重工/富士電機のユニットで、1969年9月に新製されている。本機は4次型の最終号機であり、次番号の121号機からは5次型となる。


前面に出ている架線柱の影を気にするあまり、後パンを架線柱に引っ掛けてしまいました(未熟者・・・反省)


2002.2.16 14:10 東海道線 割畑〜鶴見 3461レ (岡A10仕業)

撮影後記

今回取り上げた写真は、全て同じポイントにて撮影したものです。
関東で撮影できる岡機65牽引列車は、2002年3月改正で増加しました。そのため以前に比べてずいぶん撮影がしやすくなりました。
3461列車や3463列車のように、紙輸送用のワム80000で組成された編成を牽引しているのも魅力の一つでしょうか。また、新鶴見〜新座貨物ターミナル間で、新鶴見機関区のEF65と重連となる96列車もあり、関東にやって来る岡機65からは目が離せません。

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