このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

リバイバル貨物

〜 復活した国鉄色 〜

2002.8.18 UPDATED



  最近、JR旅客会社各社では、国鉄時代の塗装や列車を復活させるリバイバルがブームになっています。国鉄特急色を纏った電車により、往時の区間を走行させたり、塗装を復刻して通常の運用に使用したりと、その形態は様々です。
 そのような中、JR貨物では、特にリバイバル的なイベントはやっていないのですが、稀に国鉄時代を彷彿させる姿の列車を見ることが出来ます。
 今回は、久々に復活した国鉄色の貨物列車を取り上げます。


← 何の変哲もないフレームライナー?



JR貨物でも数を減らしつつある、コキ5500形式17車で組成されたコキ車の回送列車。牽引するのはJR貨物高崎機関区のEF65 17号機。



現役EF65の中で最若番となってしまった同機は、スカートにある通風孔など、更新改造を受けたとは言え、一次型の形態をよく残しているカマと言える。サイドのJRマークが枠付きとなっているのも同機だけの特徴である。




2002.6.16 13:21 西浦和〜北朝霞 配6794レ


→ 上記の編成を含め21車となり、国鉄コンテナを載せてやってきた。



久々に見る国鉄時代のコンテナ列車だ。



牽引するのは、JRになってからの機関車であるEF210「桃太郎」11号機。ではあるが、意外と似合っているような気がする。




2002.6.23 6:36 新鶴見(信) 9151レ


← これぞ正調編成!


上記と同じ編成を追い掛けて撮影。

牽引するのは、JR貨物新鶴見機関区のEF65 1072号機。赤プレートとサイドのJRマークは国鉄時代にはなかったものだが、そこに目をつぶれば、正しく国鉄フレートライナーである。



この編成、実はEF510形式機関車の交流電化区間における性能確認試験に使用されるもので、コンテナの中身は死重用の砂袋である。


2002.6.23 9:02 東鷲宮〜栗橋 9151レ


撮影後記

 近年、国鉄時代に作られたコンテナが数を減らしていく中で、この列車のように国鉄コンテナばかりを載せたコキ車で組成された編成は、こういった機会でもない限りはお目にかかることが出来ません。以前なら当たり前に見られた光景なのですが・・・。
 今後しばらくは新形式機関車の開発もないようなので、この列車がいつまで続くか微妙ではありますが、末永く活躍することを願わずにはいられません。



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