このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

国道121号大峠旧道の旧道処理

  酷道好き、廃道好きとかだけでなくてもそれなりに名の知れた国道121号大峠。福島/山形県境にある峠で、標高400mあたりから1100mぐらいまでぐねぐねしながら登り続け、道幅も1〜1.5車線という難所だったが、当然のようにバイパス(大峠道路)が造られ、2010/9/11(H22/9/11)に大峠道路最後の未開通区間が供用して全線供用した。それにともなって、通行止が続きながらも現道として扱われていた大峠は名実共に旧道となった。

 旧道となった峠道は、今も国道のままなんだろうか?全線供用したのがここ数年の事なので、web上で公報を漁った。


まずは福島側から


1985年発行の道路地図。まだ大峠道路はどこも出来てない。この当時、大峠前後は未舗装表示だった

 

H23/10/25、国道121号の区域変更の告示。

 Aが旧道の区域で、B〜Fがバイパスの区域を示している。この告示では、変更後でAの区間が区域でなくなったということである。つまり、大峠旧道が国道121号でなくなったのはH23/10/25ということ。書いてある通り、この日から2週間、県庁か喜多方建設事務所行けば大峠の図面が見れたわけだ。大峠のトンネルの平面図とか見たかったなぁ・・・ってもう遅いケド。

 

A〜Fを地図で示すと↓


一気に21キロもの道路(A区間)が国道でなくなるってのもすごいな。ちなみに最後に完成したのがF区間。


 この大峠道路は福島/山形の2県に跨っているので、当然山形県側でも旧道の処理が行われているだろうと思って、web上で公報を漁る。

 

それらしいのがH23/01/28の公報に出てた。

 
  字名見てもどこか分からんが、字太作沢ってのが大峠旧道のトンネルの住所だろう。でも山形県側の旧道の延長って11キロぐらいあるんだが、足りひんよなぁ。

 

 その後もずーっと漁ってたら、約1年後のH24/01/06に告示が出てた。

  立石沢〜百子沢が国道区域から外れた。延長も1キロぐらいあるし、上で出たのと足すとだいたい旧道全部の延長となる。旧の延長1015mには、上で出た75mも含まれてるだろう。そして、旧新の84mってのはバイパスの方であろう。新で、その84mのみ残ったって事は、この日で旧道全部が国道でなくなったということだな。

 

 山形県側は2回に分けて旧道処理をしたということだった。その1キロあまりは、何か補修か補強の工事でもしてたんかな?

 

 1区間がH24/01/06に区域で無くなった区間で、2区間がH23/01/28にの間で区域で無くなった区間ある。んで、1区間と2区間の間で八谷沢沿いの道(林道?)が分岐している。そこまではこれからも使用するからってことで1年ほど残ってたんだろうか?

 

 大峠旧道は、H24/01/06をもって全線が国道でなくなった。酷道好きには残念だな。旧道は福島側も山形側も、冬季閉鎖の最中に廃止になったってことか。ただ、上の告示は国道区域でなくなったってだけで、市道になったか廃道になったかは不明。県に聞くしかない。埼玉県報のようにどう処理するか書いてくてたら分かるんやけどな。

 

○大峠旧道廃止の時期・・・福島県側はH23/10/25、山形県側はH23/01/28とH24/01/06

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