俳句の部屋
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

俳句の部屋・虎の尾の部屋・NHK俳句講座・
入門リポート・添削付き

     

第3回・仁徳陵俳壇・19年1月



第1席:○母ゆずり椀の雑煮は味噌仕立て (静子)
句評:季語は雑煮季節は正月(冬)の句。雑煮は母ゆずりの味噌仕立てとあるから、母は居られないのであろう。雑煮から母を偲んだ{しのんだ」情緒豊かな句。
第2席:○屠蘇酌みて夢は百歳とも白髪 (恵子)
句評:屠蘇は屠蘇散を入れた酒、正月の祝儀として飲まれている。ほろ酔いでうとうとしているのであろう、そのゆめに夫婦百歳の共白髪が現れたのであろう。目出度い句。
第3席:淑き満ちた仁徳陵へ掌を合わす (光子)
句評:淑気は転地の間に満ちている目出度い機灰のこと、その淑気に包まれた仁徳陵を拝んでいるのである。身のしまる厳粛な気配のある句。

虎の尾の部屋


NHK俳句講座第1回リポート原句♪釣りの先大きな獲物赤トンボ ♪秋うらら夫婦そろってハワイかな♪ワイキキが二人をむすぶ秋うらら 添削後の俳句
○ 釣竿の先にとどまり赤蜻蛉  ○ 十月のハワイ旅行や夫婦して
○ ワイキキで二人の散歩秋うらら
第2回リポート 添削前の句
♪ 彼岸花心早くもハワイかな  ♪地震かな化粧するや秋の朝 
 ♪地震をば友知らずして秋の雨 添削後の俳句○彼岸花咲くころハワイ旅行せし ★上5中7下5がプッツンプッンと切れて3段切れの句になりました。○地震にも化粧ふる妻や秋の朝 ○秋の雨友は地震を知らざりし  
御所・左近の桜

虎の尾の部屋

原句○古の庭桜と着物競ってる:
添削・有名な「左近の桜」と人間の「着物姿」美しく咲いている庭の桜と女性の着物姿と競っていると見た句意ですね。古い由緒ある庭桜を擬人化しての比較、面白い着想です。
参考句★妙齢の後姿と庭桜 ★妙齢の着物姿と御所桜 「妙齢」はうら若い年頃の婦人 
南宗寺★

仏殿の間の天井に八方睨む龍


♪春の雪 八方睨む 龍おり 参考句 ○春雪の 仏殿八方 睨む龍 ○春の雪 寺天井に 睨む龍 
外は春の雪で明るさがあり、仏殿の天井には龍が睨む絵が掛かれ対照的に面白い一句です。
熊野古道・H19.9☆

秋の風 熊野古道を 老夫婦 ○古の 熊野古道に 秋雨が ○秋雨の 熊野古道が 祈り路

世界遺産五箇山と飛騨高山・H19/12/29★

○二人きり 飛騨高山は 雪の宿 ○老夫婦 飛騨に雪ふり そっと手を

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