このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

千早線

千早線は、富田林駅前から千早赤阪村の森屋を経由して、大阪と奈良の府県境である金剛山へ 向かう。
金剛山はロープウェイ以外に、(というよりこっちが本旨)歩いて登る人も 多く、登山者にも愛用されている。 このためなのか金剛バスで唯一、時刻表(JTB大型)に掲載されている路線であり、 しかも終点の千早ロープウェイ前には河内長野から南海バスも乗り入れているため、他社と明らかな 競合が生じている点でも金剛バス唯一の路線と言うことがでる。

富田林駅前を出発したバスは、大伴付近で白木線が分かれた後も 引き続き国道309を直進。千早川に沿って進み、神山を過ぎて村域へ足を踏み入れると、 森屋西口付近で滝谷不動から中佐備を通ってきた府道と合流して千早赤阪村の中心地?である森屋 に着く。ここで東水分、水越峠へ向かう国道と別れると(森屋経由東水分/水越峠行は ここで森屋で左折せずに国道を直進して水分方面へ向かう)、いよいよ『山バス』地帯。
森屋を出て「この先、カーブが多くなりますので〜〜」とテープ放送が流れると、まずは カーブが増える。しかし森屋付近の車窓には、棚田やみかん畑が斜面に広がるだけで、 風景はそれほど変わらない。 ちなみに楠木正成が最初に籠もったとされる下赤坂城はこの付近。 千早赤坂中学がある丘の上(進行方向右手)である。
東阪を過ぎ、上東阪付近から、いよいよ道路の勾配も山肌の傾斜も厳しくなり、 山峡の雰囲気が強くなってくる。 余談だが、河内長野からやってくる南海バスは、岩井谷の手前で右手に見えるトンネルからやってくる。

千早大橋を渡り、やがて眼下の谷間に千早の集落が見えてくると、ようやく金剛登山口。 千早城址経由で山頂へ向かう金剛山の表参道は、ここで下車。登山者用の駐車場に加えて、 バス停付近には方向転換用の更地も用意されており、一部のバスはここで折り返す。 ここからは集落は無く、しばらく坂道を登り、 鱒釣り場の横を通りすぎると千早ロープウェイ前のバスロータリーに到着。 富田林駅前からの所要時間は30分強というところ。山間部に設けられたバス乗り場のためか、 ロータリー全体が傾いている。


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