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循環線乗車記
平成13年9月18日乗車
循環線
 
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月〜金
55           4758  47
土・日・祝日
  40          05   
<備考> 斜字=川西廻り (富田林→川西→中佐備→富田林)

上にあげたのは、平成13年9月に乗車した当時の循環線富田林駅前発の時刻表である。 循環線はこんなダイヤで利用しろと言うほうが無理な路線なのだ。 最初は滝谷不動前行きの臨時便を、川西経由で運行するために路線を維持しているのか と考えていたのだが、後に臨時便が中佐備経由で運転されているのを知るにつれ、 朝夕に東条線の中佐備発着の便を運行するために、車両を回送するついで の路線(出入庫系統?)なのではないか、と考えるようになってきた。 実際、朝の川西廻りは「中佐備→富田林駅前」、 夕方の佐備廻りは「富田林駅前→中佐備」で東条線を補完する ダイヤのように思えるのである。

さて、今回試乗してみるにあたって、一般の乗客を装う為に、 色々と小手先の偽装工作を行ったのだが、そのうちの1つが、 乗車する場所を富田林駅前ではなく、滝谷公園前にすることだった。 富田林駅前から乗車してループを一周してしまっては、バスマニア丸出である(^^i。

・最悪の事態
という訳で、滝谷公園前から夕方の佐備廻りに乗ることにしたのだが、 車両回送のついでに走らせているような路線であるのなら、 普段乗るような人は少ないであろう。 バス停で待つにしても、余程はっきりと乗車の意思を示さねば、通過されてしまうのではなかろうか・・・
そんな、いらん心配をしながら滝谷公園前のバス停に向かった(家から徒歩で)。

滝谷公園前のバス停は、近鉄長野線滝谷不動駅から川を渡り、滝谷不動へと つづく坂道の途中にあり、やや狭い道路沿いには、旅館など滝谷不動の門前町的な風景が続く。
バス停は坂の途中のカーブにあり、一応、道路両側にバス停のポールが立っていた。 しかし、中佐備方面行きは時刻表が無くて運賃案内だけ、川西方面行きは運賃案内がなくて 時刻表だけと、いまいちパッとしない。 ここから富田林駅前までの運賃は川西経由で210円、中佐備経由で260円である

・・・ちょっと待てよ、もし滝谷不動行きの臨時便を川西経由で走らせれば、 運賃は260円ではなく、210円なのか?
ま、まぁ、事情がありそうなので深い詮索はしないでおこう。

バス停の近くに私立の高校と中学があるが、 自家用バス送迎なので残念ながら金剛バスに乗る人はいない。 下校時間帯のはずなのに、金剛バスを待つ人間は自分一人。 その横を、数台の自家用エアロスターが通りすぎていった。
これはいよいよ、バスを確実に止める方法を考えねば、と悩み始めたころ、
18:05、緑色の車体が坂を下ってきて、案ずることなく停車。
おぉ!下車するお客さんが一人いた。入れ替わりに私が乗って、でも乗客は一人。 やっぱ、回送路線のようだ。

普段どおりに車内放送を流しながらバスは走るが、錦織 双葉住宅前 と乗客は全くいない。 川西付近で車の流れが少し悪くなったものの、そこを切り抜けると快調に甲田を通過。 どこぞのバスマニアがいなければ、普段は乗客ゼロなのでろう。

18:20、一般乗客を装うために富田林西口で下車した。 乗客のいなくなったバスは、すぐさま富田林駅前へ向かって走り去る。 西口から富田林駅前までは大人片道150円、近鉄長野線利用の場合と同額である。


写真は後日撮影

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