このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
振って湧いた勤務割の交替、本来ならばこの3連休を寂しく休日勤務で潰してしまうところ、 「是非に」という申し出でのおかげで1週前と交替し、めでたく「旅行」らしきものに出かけられる ようになった。 ところが、である。好事魔多し。土曜日の午後まで用事が食い込んで当初の予定時間を すぎてもまだ出発できない。 ようやく出発したかと思ったら、駅についたところでエッジ端末の忘れ物である。 おかげで大急ぎで1時間かけて取りに戻るはめになった。 ホテルに荷物を置き、コンビニで買い物を済ませて外へでると花火の音が聞こえてきた。 つられるように音のする方に歩いてみれば、建物の隙間に花火が見える。行ってみるかとも思ったが、 少し遠そうなのと、そんなもん1人で見に行ってどないすんねんということで、本屋に立ち寄って帰った(まだまだ甘いなぁ)。 明日はいよいよ 18切符の通用開始(ということは、予定通りに出発しても今日は18切符を使えなかったということに 今気がついた)、鹿児島で泊まれなかったので観光的要素は皆無となったが、 せっかく乗り潰しに徹するのだから急行型の登場を期待したい | |
7月20日 夜半から雨が降り始め、水俣市全域に避難勧告が出され、一夜が明けた。 しかし雨は上がっていたし、それほど気にすることも無く、 ホテルで朝食を食べて駅に向かった。そして現実を知る。 次の下り列車が「ドリームつばめ」ってどういうこと? ・・・そーだそーだ、バスがあった。国道は通れるらしいので、バスでとりあえず出水まで移動しよう。 出水以南は運行しているそうなので、なんとかなるだろう。運良く、駅前8:54発の阿久根行きがある。 という訳で、南国交通の路線バスで出水に来た。ところがここでも、電車が来ない。よく考えたら 鹿児島本線の出水以南は特急中心のダイヤなのである。八代以北で「つばめ」が足止めを食っているのに 電車がくるはずがない。普通電車も上りが一本来て、水俣行が一本出て行っただけで止まってしまった。 駅の放送は、昼過ぎまで運転見合わせを告げている。どうすれば・・・ ・・・そーだそーだ、バスがあった。という訳で、 ちょうど駅前にやってきた10:25発、鹿児島空港行きのリムジンバスに飛び乗った。 ところが、空港がどこにあるのか私は知らないのである。「鹿児島」空港というくらいだから 鹿児島市の近くにあるんじゃないかなぁ、と考えて持参のロードマップを開くと、国分のあたりに あるらしい。リムジンバスは紫尾峠を越え、宮之城を経由して空港へひた走る。 道路はよく整備されていて、途中には北薩空港道路なる高速道路まがいの道路まで 整備されている。国道バイパスなのに緑地の道路標識で、対面通行なのに4車線分の路盤も用意されている。 しかもインターチェンジにしてたったの一区間だけの空港道路。道路公団の夢の跡であろうか。快適なドライブ の後、12時前に空港着。 空港行きに飛び乗った後で、出水〜阿久根〜川内〜鹿児島と路線バスを乗り継ぐ方法もあったことに気がつき、 次はそっちにするか、と考えかけたのは鉄分不足の危険な兆候なのかもしれない。 空港で、すぐに来た国分駅行きの鹿児島交通バスに乗り換え、ようやく線路のある場所までたどりついた。 日豊本線はきちんと動いている。 車中で聞いたラジオによると、水俣市は自衛隊に災害派遣を要請したそうである。鹿児島線も止まったまま らしい。熊本方面の大雨は続いているし、危ない所だった。 都城からバスで志布志、その後は日南線と宮崎空港線に乗るも、 旅行目的が鉄道なのかバスなのか分からなくなってきた。今日は宮崎泊まり。 明日は吉都線と肥薩線を乗り継いで八代へ抜ける予定なのだが、これも危なくなってきた。 | |
7月21日 やっぱり危なかった朝、ホテルで見たテレビのニュースでは何も触れられてはいなかったが、 駅に行って尋ねてみると見事に「肥薩線は吉松と人吉の間で運転を見合わせています」 という答えがかえってきた。さ〜て。どうする。 ・・・そーだそーだ、バスがあった。今回の旅行で何回目だろうか・・・・・。 久留米へ直行するなら福岡行きの「フェニックス」(各停便)が9:17にあるのだが、 発車まで少し時間があるし、降りた後の久留米インターから先が面倒だ。 それならば8:27発、熊本行きの「なんぷう」だ。熊本からまた別にお金を払って移動しなければ ならないが、熊本で市電にでも乗れば、少しは気もまぎれるだろう。 結論から先に述べると、熊本まで高速バス、その後市電で上熊本へ出てそこから「ありあけ」。 最初の予定より数時間早く久留米に戻ってきてしまった。やっぱ高速道路と肥薩線では比較にならないらしい。 ふっ そのぶん時間に追われるようになったということさ(←アホ) 時間を惜しんで旅行に行くなんて、随分とエラくなったもんだが、それ以上に 夜行列車を使わずに平然と毎日宿に泊まっていることも驚きである。 |
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