このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
・始まりは高速バス 九州は本当バスが発達していると思う。今回の旅も第一走者は宮崎行の高速バス、鉄道よりも時間が かからず、本数も多く、長距離便は3列シートで車内もだいぶゆったりとしているし。安いし。 残念ながら楽しんで使わねば損な乗り物である。 この日は朝から雪模様で、高速道路の状況が心配ではあったが、大分便が運休していただけで 九州自動車道は大丈夫だったらしい。天神BCを14:40発、途中、休憩のために停車した宮原SAで肉まんを買ってみたり、 お茶を飲みつつひたすら活字を追ったり、まったりとすごす。 窓外には時折雪が舞っていたが、ほぼ定刻に宮崎に着いた。 今日はこのまま宮崎泊である。 | |
・まずは予定通り 予定通りに起きて駅に向かう。今日は宮崎から都城経由、吉都線で吉松へ向かって JR九州に完乗、さらに肥薩線で矢岳を越え、行きがけの駄賃に湯前線を単に往復した後に 前回は日没で真っ暗なままに通り過ぎた球磨川を眺めつつ八代へ。さらに大牟田から久留米まで 西鉄に乗って天神大牟田線も完乗という、なかなかに素晴らしい計画でる。 乗る列車はすべて普通なので18切符を使用、 ちなみにこの18切符、残りの4回分は職場で売り捌かれる予定だ。 ホームに出てしばらくすると、空港行の通勤快速?さわやかライナーが485系の3連で到着。!国鉄色ではないですか。朝からええもん見た。今日はエエ日です。 | |
・さらに そして乗るべき西鹿児島行、817が来ませんように、イでよ急行型との願いが通じたのか、 延岡方向から現れたのは国鉄色の475系! キター 初めて間近で見ましたよ、急行型電車の交直両用カラー。感動です。都城までの途中は車窓も味わい深く、 1時間では足りないぐらい。本当に降りるのがもったいない。 | |
吉都線 吉松行 | 車窓の霧島連峰 |
・悲劇の幕開け、そしていきなりエピローグ 都城からの吉都線は前回、涙でキハ58を見送った路線、今日こそはと念じたのもむなしく、 待っていたのはキハ40。発車時間が来て吉松方面からのキハ58の到着と入れ違いに出発進行。 小林を過ぎたあたりでふと、 おや?、普通のキハ40よりも加速が良いのでは?さてはキハ140だったか?と思い、 座席からは少し遠い位置にある車番を座ったまま読み取ろうと、眼鏡をかけ・・・・・・・ 無い なんですか?忘れ物ですか?落し物ですか?忘れた頃の災難ですか?また%万払って眼鏡つくらなあかんのですか? ほんま、私はアホですか?いっぺん死なんと治りまへんか? !!!! こういう場面に遭遇した時、ヒトは一生懸命何かをすることで現実に許しを請う。 今回の場合、一生懸命打ち込むこととはありったけの方法で捜索することではないだろうか。 困惑のままにJR九州全線完乗の瞬間を迎えてしまった私は、安易な自己弁護の手段を求め、肥薩線の隼人行に 乗り継いだ。このまま隼人→都城→宮崎と進み、眼鏡を回収できた後で高速バスを使えば5000円弱の出費で 全てまるく収まる。 数分後、目標補足の知らせが入った。ホテルのフロント氏はこれから取りに来るのか、それとも着払いで 送ろうか?と尋ねてくれたので、ありがたく後者をお願いして宿帳に記入した実家の住所へ送ってもらうことに なった。あと一週間で冬休みだし、帰省もするので眼鏡を手にする日も遠くは無い。 本当に自分の眼鏡かどうかは現物を見ないとはっきりしないのではあるが、まあ、大丈夫であろう。 列車は栗野を出たところである。吉松を後にして30分もたたずに解決してしまった。 こんなことなら予定の経路を進めば良かったのだろうか?しかし発見した時に、 必ずしも郵送してもらえるとは限らないのだから、最善を尽くしてよかったのだと思うことにして、 安堵しながら時刻表をめくる。このままでは久留米がどんどん遠くなる。次は今日帰る方法を探さなくては ならないのである。 | |
日豊本線 隼人駅 | 国分駅前 |
・再会 隼人から国分に出て空港行のバスに乗れば空港で、熊本行の高速バスを捕まえられる。下手に 鹿児島本線に乗ったり、鹿児島まで出て福岡行の高速バスに乗るよりも時間、運賃の点で優れているように 思える。これにしよう。 | |
・おしまい? 結局、JRは全部乗ったにしても、自分のポカで乗りそこなってしまったくま川鉄道に加えて 鹿児島・熊本・長崎の市内電車、高千穂・南阿蘇の両3セク、福岡の地下鉄と西鉄の一部 が未乗のまま、今の生活も残り少なくなってきた(と思いたい)。 少なくとも鹿児島・長崎と高千穂方面への「乗る旅」はしばらく無さそうだし、 来年の3月以降も九州での生活が続くならともかく、このあたりが限界だろうか。 |
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