このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
就職して初めての長期休暇。残念ながら前半と後半に分断されてしまったものの、 後半の一日を利用してほぼ日帰りの旅に出た。表向きの行き先は島原としたものの、 本当のところはフェリーで島原へ渡るところに重心がある旅である。 | |
熊本でJR九州が変に装飾してしまった8620をちらりと見て、 三角線直通のキハ31で三角へ。三角から三角島原フェリーに乗る。 島原への航路は他に熊本新港からの九州商船と熊本フェリー、大牟田からの 島鉄高速船があるものの、前者は港へのアクセスが不明で断念、後者は高速船 だから?パス。本当のところは三角線乗車と、海と島が織り成す景色が見たくて三角〜島原に なった。海が良く見えて意外に景色が良かった三角線の車中で、これから向かう島原を思い、 「島原大変、肥後迷惑」なる言葉を思い出した。 | |
三角を出港した船は、天草へ渡る橋の下をくぐる。しばらくすると 有明海の広い海面に出てしまったが、僅かな時間であっても海と島は良いものだ。 海の景色の中で一番好きな景色である。 揺れることなくあっというまに1時間が過ぎ、残念ながら空が曇って雲仙普賢岳は良く見えなかったが、 遠くに熊本へ向かう九州商船を見ながら島原外港へ到着。背後に今にも崩れそうな眉山が迫る 港である。この眉山が雲仙の噴火の余波で崩れると、津波が対岸に押し寄せて「肥後迷惑」になるのだそうな。 島原鉄道に乗るまで時間があったので、 フェリーターミナル傍らの温泉の足湯の非常に熱いお湯に足を浸す。 熱くて長時間はつけていられなかったものの、足がさっぱりした。 島原外港駅では「5月4、5日 島鉄95周年記念 車庫公開」のポスターを見つけた。 加津佐まで往復している時間は無さそうなので、こちらを見に行くことにして、 会場の南島原まで一駅だけキハ125系列の気動車に乗る。 待ち時間の間に歩いた方が速かったかもしれない。 | |
車庫公開の目玉は、島鉄と国鉄色のリバイバル塗装キハ20。 切符を買う時に住所を書く紙があったので何か送ってくれるならともかく、 残念ながら入場料140円(駅入場券代)程の価値があるかどうかは疑問である。 車庫公開は大阪なら無料イベントでっせ。久々に鉄なヒトをたくさん見た。 南島原では駅外に出ず、次の列車で島原へ移動した。外港からの運賃は同額なので 差額支払いは無しだったのはありがたい。そして次に南島原から来る列車までの間に、島原城の周囲や武家屋敷を 駆け足でまわる。復元天守はともかく、武家屋敷は、昔の建物は多くないが家の周囲に石垣が 積まれた街並みが良い雰囲気だった。 島原〜諫早は二両編成のキハ20。やっぱり鉄なヒトがたくさんいた。 もう少し早く予定を立てていれば、そして連休中でなければ、長崎あたりで泊まりたかったのに、 諫早から何故か遅れてやってきた「白いかもめ」に乗って鳥栖、さらに久留米へと移動せねばならないのが 残念だ。 久留米に着いたら、ちょうど「はやぶさ」が入ってきた。編成がエヌゲージ入門セット並みに 短くなってしまったのが、これまた残念である。 次回?予告!・・・島鉄残りと長洲〜多比良 有明フェリーの旅(実施日・未定) |
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