このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

「きたぐに」の夜(平成16年8月7〜8日)

 
新潟にて東京から大阪へ帰るのにわざわざ新潟を経由するというのもばかげているような 気はするが、乗ってみたかったのだからしかたがない。
と言うわけで、酔狂で寝台第2回は大阪〜新潟を走る伝統の夜行急行「きたぐに」 である。 昔、北陸ワイドで糸魚川→小松→糸魚川と自由席を渡り歩いて二日で潰れたことがあったが、 今回は何の心配もなく終点まで寝ていられる☆☆のB寝台、それも下段だ。 発車30分前にホームに出ると、もう列車はホームに据えられていた。 浮ついた気分で先頭から尻尾まで編成を見て歩くと、普通車あり、グリーン車あり、 B寝台あり、A寝台もあり、車輌こそ特急型の583系だが、これ以上に 古き時代の夜汽車的な編成が存在するだろうか。
新潟にて
お 「きたぐに」も特急化か
正しい姿
そんなわけない。

車内に入ってすぐ右側が、今日の寝床たる11号車1番下である。 通路向かい側の1区画を潰してつくったらしいシュプール用設備の 荷だなにカバンを置いて寝台に潜り込むと、 たしかに頭がつかえる。三段式だからしかたがないのだが、 通路にでて改めてベッドを見てみると、中段は下段以上に空間が無い。 上段も屋根のカーブで空間が削られて、狭い。
こりゃぁ・・・・。昔、「ちくま」で乗った14系の三段式の中段よりも 居住性が悪そうだ。奮発して下段にして良かった。 本当は、寝台券を買うときに、583名物「パンタの下」をとりたかったのだが、 何号車の何番なのか全く見当がつかなかったのだから仕方がない。 今日、改めて見てみると、隣10号車のモハネ582と同じくモハネ583の8号車、 11番から14番までがパンタグラフの下である。そーか。次に乗る時はここの中段に しよう(下段の高さは3段式と変わらないみたいだ)。

発車までのひととき、編成の巡察も終わってデジカメの電池も心細くなってしまったので 改めて感慨にふける。
11号車の1番か。1が3つも揃ったな、と

?。11号車?。向日町の583は10連×6でなかったっけ?編成が組変わったんだろうか。 お盆で増結なのだろうか。?
どちらにしても、昼夜兼行で走り回った黄金時代に近い編成長ではないか。今日のところは、 それだけたくさんの人が乗るから、増結されているのだということにしておこう。 まずはめでたい。

だが、めでたがっているだけでよいのだろうか。
11号車の1番、・・・・1番!

台車の真上やないか(--i

しかしながら、習うより慣れろ、石の上にも三年、 案ずることもなく、心地よいレールの子守唄と、程よい?揺れに瞬く間に意識をうしない、 早起きして景色を見たかった新疋田ループも気がつかず、おはよう放送 が始まるまでぐっすりと眠ることができたのでした。


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