このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
善通寺発11:16の電車に乗る。今回は久々に18切符を使い、瀬戸内海の西側をぐるっと まわってこようと思う。 と、こんな理由は奇麗事。今回出かけてきた本当の理由は、10月号の時刻表を眺めている うちに山陽本線の岡山〜下関間を走破する直通普通列車(間違いなく115系)に乗り、 国鉄近郊型にどっぷりと浸かりたくなったからである。 しかし下関まで行くのは良いが、帰りも同じ経路ではつまらない。 | |
・最初は121系でも、すぐ115系 そんな訳で出発すると、宇多津で善通寺を 18分先発した筈の普通岡山行に 追いついた。坂出でマリンライナーに乗り換えた方が岡山へは早く着くが、 この普通列車が115系の湘南色だったので、つい乗り換えてしまった。 昼食用の弁当を選ぶのに手間取り、ホームに下りた時にはもう、下関行が入線していた。 車両は瀬戸内色の115系300番台。普通列車とはいいながら一部区間快速の長距離列車 。なんとなく3000番台を想像していたので少し残念。 でも大丈夫。要はモハに陣取って115系サウンドに耳をかたむけつつ、まったりできれば それで好いのである。12:43発 | |
・瀬戸内シティライナー 岡山から数駅進み、車内が空いてきたので1ボックスを確保。先ほど買った駅弁を 開く。かけ紙にDE51が刷ってある鳥めしだった。どちらかというと、岡山よりも津山に縁 がある駅弁かもしれない。 弁当を美味しく頂き、ふと思いついて時刻表を開く。 今のJRに長距離を走る普通列車は何本くらいあるのだろうか? 何km以上を長距離ととるかで結果が違ってくるかもしれないが、 「あの」飯田線でさえ、200km弱の営業キロしかないのである。200kmを越えて走る 列車は殆ど無いのではあるまいか。常磐線の上野〜いわき間の普通は消えてしまったし、 羽越本線の新津〜酒田は200kmにはるかにおよばない。山陰本線にかつての面影は無く、 北陸本線も予讃線も200kmを越える列車は見当たらず。 | ↑おい椎鳥べんとう |
毎回同じことをしているような気がするが、乗り物に揺られての居眠りは、 自分が運転しているのでなければ文句なしに素晴らしく魅力的である。 そして今回も窓の外をぼーっと眺めるうちに眠くなり、居眠り。 それでも眠り続けることはなく、20分程で自然と目が覚めたのは健康的なのか、 はたまた興奮して寝ているどころでなかったのか。尾道の街並みをかすめ、 糸崎では昔の光に思いを馳せ、三原から田園地帯をひた走り、やがて広島へ着く。 高校生のころに大阪から小倉まで日中に乗り通した時はとてつもなく 退屈したような記憶があるのだが、今日はあまり退屈にならない。それだけ 大人になったんだろう。病状が進んだとも言うが。 広島で車掌が交代し、さらに西へ。高校の時は力尽きて途中下車した宮島口を 過ぎて海岸沿いへ。ここから徳山へかけての周防灘は、山陽本線の車窓の白眉である。 もちろん、眠気なんてどこかへ吹き飛ぶ。 山口県へ入って日が暮れた。富海とか小月とか景色も良かったような 気がするが、残念ながら暗い中。新山口から乗ってきた二人連れが有馬記念の予想で 盛り上がっている。そういえば、今日は中山大障害だった。 | |
・合間 余韻を楽しむ間もなく415系に乗り換え、関門トンネルを抜けた。 デッドセクションで蛍光灯が消えなかったのだが、最近はそういう風にできているんだろうか? | |
・松山上陸 船内の風呂で、冬至ということで柚子湯を楽しみ、関門海峡の夜景を眺めつつ オデンで一献。あっという間に眠りに落ちたと思ったら、もう松山観光港である。 下船後、連絡バスで松山駅へ向かう。この連絡バス、以前は一般路線車だった気がするが、 今朝は空港リムジンの間合い運用だった。 | |
↑良い雰囲気の路面電車 | ・道後温泉 松山に戻ってきたので、 小倉松山フェリーに乗った翌日の吉例に従い、道後温泉に入りに行く。今年は3回目。 いつも本館ばかりというのもなんなので、今日は別の風呂屋(椿の湯だったかもしれない) へ入ったら本館より少し安かった。 嗚呼 あれは へんろ道の案内石碑だ。 こんな所に立てるなよ。 さて、駅へ戻ろうか。 |
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