このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

還ってきた、夜行日帰り四国の旅
(7月15/16日)

  

 ・まずはグダグダ無駄話

実際のところは、いつ出かけたのかなんてどうでも良いのだ。ただ何となく、 3連休なので1日どこかへ出かけても、あとの二日は寝て過ごせるじゃないか、と、 そう考えて、何処かへ出かけた。ただそれだけの話だ。

普段にも増してお手軽に、木曜の夕方に電話でフェリーと帰りの高速バスを 予約して出発の準備は整った。あとは金曜の終業を待つばかり・・・
今から思えば既にこの時は、どん底へ転げ落ちていく最中だった。

木曜から始まっていた一連の状況が、金曜夕方に最高潮を迎え、 なんとか家にたどり着いた時には、もう出かける元気も勇気も無くなりかけていた。
電話予約をそのまま乗らずにほっぽり出したら、どうなるんだろう? 後からお金を払うように電話で催促されるんだろうか・・・
そんな考えが少し、頭の隅をよぎる。普段、旅行に出かけるのがおっくうでも、 いちど家を出てしまえば、後はどうにかなるものと、頭のもう片隅で分かっているのだが、 体は言うことを聞いてくれない。

しかし、いくら言うことを聞きそうになくたって、結局の所は自分の体である。 フェリーの乗船手続きの時間を踏まえ、なんとか間に合いそうな時間に家を出た。

東予港にて
おれんじ7

 ・食い物の恨みはなんとやら

南港フェリーターミナルを殿に出港するオレンジフェリーの新居浜・東予行。 さすがに連休&夏休み前とあって、結構な乗りだった。 早速、出港前から営業中のレストランへ行って遅い晩ご飯にする。
太平洋フェリーと並んで評価が高いオレンジフェリーなだけに期待して・・・

 

1時間。

や、いくら混んでるからって、そりゃぁ、カレーとかみたいにすぐに出来るとは 思ってませんでしたよ。でもさ、いくら何でも、魚フライ定食で1時間待ちってのは、 どうなん?。こっちだって、何度席を立とうかと思ったかしれないし、 そこを押さえて、耐えて、途中で自販機から買って(だって食堂でビール頼むと さらに待たされそうだったし)きた缶ビールをなめつつ、何回か催促もしてみて、 それで1時間と10分。もう、とっくに出港して大阪港外さぁ。さすがに明石大橋までは 行ってなかったけれど。

出てきた魚フライは、きちんとした味で、熱々で、その1点だけが救いだった。

翌朝は、新居浜を出るまで朝寝して、大半の客が降りたころに食堂でバイキングの 朝ご飯。
胃の辺りがなんか重いが、それを無視して色々と詰め込んだ。 その後は東予入港まで展望ラウンジのソファーに座って、ぼーっとする。 何もしないでいると、仕事上の不手際・不都合・不義理が浮かんでは消え、消えては浮かび、
食べ過ぎたかなぁ。いっそのこと、ストレスで胃に穴の1つや2つ開いてしまえば 言い訳もできるのに。中途半端に食欲は有るし、だからといって食べたら重いし。

東予入港時はデッキで海面を覗き込む。覗き込むだけで落ちようという決意は湧かない。

港でフェリーの写真を撮っている間に、連絡バスに置いてけぼりをくったので、 歩いて壬生川駅まで向う。
道中、フェリー埠頭だからというか、そういう港湾地域なので、大型トラックやら トレーラーがたくさん止っている。
お仕事を思い起こして、見ているだけで嫌になる。特に、○産!⊃D!!
頼むから、視界に入らないでくれ。

 ・どうにか鉄路

良くしたもので、121系に乗ったころから徐々に、精神的に上向いてきた。 この調子を維持増進させるべく、海岸寺で途中下車して、少し松山方向へ歩き、 海岸線を走る線路を見下ろしてカメラを構えた。同業者が他に1人。 名古屋からわざわざ、キハ58+65の国鉄色を撮りに来て、その間合いだそうな。 お互い、ご苦労様なことである。
背景の島が、空に霞んで、しかも逆光ぎみ。あんまりイイできではなかろうなぁと思いつつ、 昼過ぎにお立ち台を後にして駅に戻る。

駅前の、「いかにも」な駅前食堂に入って、ざるうどん380円也を注文。 値段相応の、太いだけな「うどん」だったが、店のおばちゃんの愛想が良くて、 悪い気分ではなかった。ただ、まだ胃の働きは本調子になっていない。

多度津で土讃線に乗り換える。

海岸寺駅にて

 ・キタ-

多度津で乗り換えた阿波池田行きは、紛れもないキハ65+キハ58の2輌編成。 塗装こそ四国色だが、夢にまでみた、国鉄急行型DCのゴールデンタッグである。
相方がキハ28ならば迷うこともなかろうに。
永らく東日本で換装エンジンと付き合ってきただけに、 DMH17を心ゆくまで味わいたいが、キハ65の大馬力DML30も捨てがたい。 いったい、どっちのハコに乗ればいいのだ。

胃を除いて、ココロの健康はかなり回復してきた。回復というよりも マ薬でトんでいるだけと言った方が正確かもしれない。 むしろ、駅毎に2両編成の前と後ろをウロウロする不審者ぶりは、そうとしか思えない。

 ・そういえば

秘境「坪尻」のスイッチバックや、箸蔵の展望を楽しみ、佃で 名残惜しい阿波池田行きを下車。徳島線に乗り換える。よく考えてみれば、 ここからが本番ではなかったか。徳島線の未乗区間 穴吹〜佃と鳴門線の乗り潰しが ようやくスタートだ。

でも、この後は鳴門で高速バスの乗り場が分からず走り回ったくらいで、 大した問題も起きず、無事にO-CATバスターミナルに着いてしまったので、 今回はここでお終いである。

四国の果て
世が世なら、この先は淡路島から神戸へ・・・(鳴門駅)


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