このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

前へ   戻る   次へ

安芸 廃線跡奇行


これ、このカーブ具合がたまらん

・4月5日

通算11日目。

夜須まで
後免なはり線の夜須駅前に車を止め、列車で唐浜へ向かう。時刻を調べずに 来たら駅に着いたら列車が出た直後だったので、50分ほど道の駅の売店を眺めたり、 昼食用に弁当を買ったりして時間をつぶす。花祭りということで甘茶の 振る舞いがあった。
結局、唐浜の駅に着いたのは12時少し前。前回、終わった時間とほとんど変わらん やないか。これじゃ日帰りどころか半日帰りである。

唐浜の駅から国道55号沿いに復帰し、海岸線伝いに北上、 2時間弱で安芸の市街地に入った。少しルートを外れて野良時計を見たあと、 駅で休憩。「ゆずしぼり」の500mlペットを2本買ってカバンに詰める。
阪神のキャンプ地安芸ドームを右手、安芸港の自称「日本一高い防波堤」を左に、 見て歩いているうちに、サイクリングロードに足を踏み入れていた。 昭和39年に廃止された土佐電安芸線の廃線跡を活用した自転車道である。 今日は番外札所も無いし、笠もかぶってないし、本当にハイキングである。 時間が中途半端なためか、他にお遍路さんの姿も見えない。

ちょっと勾配がきついくないか?と思うところもあったが、 大体は線路らしい雰囲気が色濃くのこる道をてくてくと歩くと、時折、自転車に 乗った人とすれ違う。残念ながらこういう所は、自転車で走ってこそなのだろう。 御殿ノ鼻の休憩所で10分程休止。桜並木の中、「いかにも」なカーブを描き ながら進む築堤上の道にウキウキし、川を渡る橋を下からのぞきこんで プレートガーターにゾクゾクしながら歩いているうちに琴ヶ浜の松林に突入。
今日(も)開始時間が遅かったので時刻は17時。曇りの天候も手伝って 薄暗くなってきた。
人っ子一人いない松林の中の一本道である。 こんな所で誰かに肩をたたかれ、振り返ると笑顔で「アニョハセヨ〜」とか言われた日には もう人生お仕舞いである。不謹慎ではあるが、そんな妄想をかき立てる。

結局は、犬の散歩中のおじさんに「どこまで行くんや?」と聞かれた 以外に何事もなく、完全に暗くなく前に夜須駅に着けたので良しとしよう。

ちなみにこの区間のハイライトは、西分〜夜須間に2つ残るトンネルと 駅のホーム跡らしきコンクリートだと思う。手結港?の跳ね橋も面白いが、 鉄道とは関係ないので、今回は車窓から眺めるにとどめた。

前へ   戻る   次へ

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください