このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

とある日帰り旅行
ふと思いたち、とりあえずは新快速近江今津行に乗った。 右手に18切符、左手には交通公社の大型時刻表。

この列車は近江今津で敦賀行に連絡しているので、デッドセクションは越えられる。 問題はその後だが、出かけるまでは億劫でしかたがなかったのに、いざ動き出してしまえば 次々にプランが浮かぶ。

行ける所まで行って戻ってこようか、
福井鉄道に乗るのも悪くない。
それとも敦賀から、まだ昼間に通ったことがない新疋田ループに引き返そうか・・・。

一瞬、紀勢本線の113系と、南への誘惑が浮かんで消える。

そんなこんなで雪の湖西路を進むうちに考えがまとまり、 電化開業が近づいた小浜線に乗ることにした。敦賀に着いて45分の待ち合わせ、やってきたのは 久しぶりに乗るキハ58、58+28の2両編成。最近はこんな列車も少なくなり、 キハ120や良くてキハ40系列の単行が相場だ。 ここも電化されれば単行の新車になるのだろうし、すでに試運転も始まっている。 車内は各ボックスに1人、2人といった乗り具合だった。
しかしまあ、このボックスシート。1人で占領できた時の快適さは他に比類を見ないのだ。 靴を脱ぎ、前のシートに足を投げ出し、窓際のテーブル(いやいや、さすが急行型ですよ) に弁当や飲み物などを並べれば、まさに動くお茶の間の出来上がりである。足元の、 普段は邪魔な暖房用配管からも、今日はここぞとばかりに程よい温もりが伝わってくる。

あぁ、走る掘りごたつ

心地よい揺れと満腹感も手伝って、次第にマブタが重くなる。どこかで降りて、写真を1枚・・・ そんなことはどうでもよくなった。


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