このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
春の国営ひたち海浜公園
国営ひたち海浜公園は、水戸射爆場跡にできた公園です。
この公園は、戦時中に旧日本軍が水戸飛行場(戦後、米軍の射爆場)として利用した広大な跡地を再利用するため、国の「首都圏整備計画」の一環として整備されたものです。1979年に事業着手、1984年に工事が開始され、1991年に約70haが開業しました。
公園の総面積は350ha(デズニーランドの約4倍)ありますが、実際に公園として利用されている(開業中の面積)のは135.0haで、全体の約4割です。
広大な敷地は、幾つかのエリアに別れていて、シャトルバス(トレイン)もあり、サイクリングコースもあって自転車でも回れます。
中央門(今日は入園者が多い) シャトルトレイン
中でも、見晴らしの丘は秋には、コキア、春にはネモフィラが一面を彩り、遠く筑波山、那須連峰、海側は、阿字ヶ浦、日立、東海、さらに天気がよければ富士山まで見えます。
昨年、秋に行った時のコキアについては、小生のホームページ「常陸国住人雑録」の中の
常陸国漫歩に記載しました。今回、これもまとめて、「よかっぺ!茨城:常陸の国」に記載します。(どちらでも、見ることが出来ます)
前日、NHKが放送したこともあり、平日だというのに、大勢の人が来ていました。
午後から行ったので、花を中心に見てきました。自転車を借りて出発です。まず、水仙ガーデンです。
水仙といえば黄色と白が殆どです。かなりの種類が咲き終わっていました
すでに花が終ったものもありましたが、まだ何種類か咲いていました。我が家にはない色々なものがあります。すでに終った水仙の球根を掘り出している作業員がいます。
まず、一人でやっていたおじさんに、「幾つかくんねーけ?」と言うと、「いかっぺ」と言ってわざわざ選んで葉も落としてくれました。これは、白い水仙。別の所では、何人かの作業員がやはり掘り起こしています。「これはどんな色?」と聞くとおじさんが「これは黄色だっぺ」と茨城弁。
「何本かくんね〜け?」と言うと、若いのが「駄目です」などと言う。「向こう向いてたらよかっぺ!」と言うとおじさん連中にやり。そこで数本せしめて来た。来年が楽しみ!!
ここから、見晴らしの丘へ。ここには大勢の人が来ています。犬を取れてきて良いと言うので、犬連れも多い。
丘の上からの見晴らしは素晴しい。昨年秋のコキアの時は、色づきが悪かったが、ネモフィラは一面に満開でした。このような構図はラベンダー、芝桜などと同じようなもので、色違い。
ネモフィラも良く見ると色違いが少し混じっており、3種類ありました。
見晴らしの丘
ネモフィラの花(空色が殆どで白が少し混じり、波なの周りに紫がある真ん中の種類は殆どありません)
正面が那珂火力発電所、奥の中央が東海原子力発電所、その向こうの山が日立の方向です
こいのぼりのある風景
丘の上まで行き、降りてくると、昔の民家を再現したという家があり、ボランティアの説明員もいましたが、どうも、家の骨組みは古いものですが、全体は、昔の家とは言い難い。
小生の実家は、ここから20km位で、女房も何回か来ており、一寸違うんじゃないと言う感想です。しかし、こいのぼりなどを上げて昔の田舎の雰囲気はあります。
休憩所が停車場
今日は週日で子供の姿が無く、殆どが定年後のあらカン、あらセブですから余計そう感じるのでしょう。
ここでコーヒーなど飲んで一休み。店の店員に聞くと、今日はやはり客が多いとのことでした。
ここから、海岸の方向、砂丘エリアに行きましたが、時間もないので、ロックガーデンなどには行かず、草原エリアも横目で見て、卵の森のチューリップ畑です。ここには、163種類、26万本のチューリップが植えられ丁度満開でした。
どれが、なんと言うのか良く分からず、数と種類の多いのに感心してみて回りました。
様々なチューリップ
ここから戻って自転車を返し、最後に観覧車に乗り、空からの眺望を楽しみました。
この周辺には子供向けの遊具など沢山ありますが、週日の為、殆ど乗っていません。
観覧車(1回転約12分、最高高さ海抜100mとか)(入場料400円、観覧車500円)
遊びの設備(子供がいないので殆ど動いていない) 那珂火力方面
この公園の海側は、常陸那珂港、が出来、那珂火力発電所が建築中です。ここが北関東自動車道の終点です。休日は1000円でどこからでも来られるので、これから入園者も増えるでしょう。周辺の阿字ヶ浦、那珂湊お魚市場、大洗水族館などと連携すると、海水浴場、温泉などもあり観光拠点として面白いところになるのではないでしょうか。
(追記)
海浜公園のパンフレットに、水仙とチューリップのおもな品種の解説がありました。
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