このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 静神社と静峰ふるさと公園の八重桜

 

 正確には、静神社の桜ではなく、これに隣接する静峰ふるさと公園の桜です。

ここは、「日本桜名所100選」にも選ばれた八重桜の名所で約2000本の桜があります。

小生の実家は、ここから数kmはなれた那珂川の辺にあり、子供の頃、秋の大祭には、毎年行って参道の屋台で、「肥後の神」(小刀)や独楽などを買ったものでした。

    

静神社と我が家に辺り                   静神社の一の鳥居

   

参道の鳥居                           参道(この辺りに屋台が出た)

   

                                本殿                               

この公園は、昭和40年ごろから造成されたもので、さほど古いものではありません。

 静神社の方は、延喜式にも出てくる古い神社で常陸二の宮(一の宮は鹿島神宮)です。主祭神の建葉槌命は武神ですが、又の名を名倭文神(しどりのかみ)といい日本で初めて織物を織り出された神といわれています。また常陸風土記には、この地方は『静織りの里(しどりのさと)』と呼ばれ、初めて綾織物が織られた所と書かれています。これらのことから、静神社は広く織物の祖神として崇拝されて、境内には、東京織物卸商業組合が寄進した『織姫』の像があります。また、静神社のお使いは白蛇とされているが、これは白い機織り物が長くのびる様が白蛇が這うように見えたことからきたと言われています。

 以前は、ここも浜出し祭事も行われていて、平磯などの船主の寄進も多かったようです。

 

昨年の4/23に桜を見に行き、6/12にも静神社に行き、今年も桜を見に行こうと思っていましたが、ゴルフ、葬儀、悪天候と行く機会を逸したので、昨年の思い出を纏めて書いて見ます。公園は、約12万㎡で、静神社に隣接して作られています。

 

公園の地図(中央に水上ステージ)

     

 周辺の道                            水上ステージ辺り

     

  桜山                                 満開の八重桜

  

    八重桜の花                        周辺の風景(左手に「しどりの湯」がある)

   

桜とつつじ                                 桜と椿

桜山の裏側には、「しどりの湯」と言う入湯施設も作られています。
少し離れた所には、県立植物園などもあり「きのこの森」などという展示館もあります。場所的には、常磐道の那珂ICを降りて広域農道をまっすぐ行くと
20分もかからない位で行ける場所です。東京からでも少し早く出れば、ここを午前中に見て、袋田の滝辺りまで足を伸ばすことも可能でしょう。

茨城県の観光地は、市町村がばらばらに運営していて、それぞれを繋いでルートを作る事がなされていないのが欠点です。首都圏から近く、車の少ない常磐道を持っていながら、観光地としての魅力がなかなか伝わらないのは残念なことです。

 

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